おしゃくじんじゃ
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三島大神の三后佐伎多麻比咩命を祀る。 古くは三宅島総鎮守的性格であった。 もとは東郷のオオギョウタイロに鎮座。旧社地の東郷は神着の中心地である島役所跡より東へ約６、７００ｍのところにあつた。現在の湯の浜の上方、湯船あたりにあつたといわれている。 御笏社はヌキ(抜)川を渡つたところに鎭座していたが、明治７年の噴火によつて熔岩流の下になつて全滅し、現在、その旧社地がどこに所在するかを知ることはできない。 本殿は拝殿のうしろの石段を六十段ほど登った高台に建つている。 当社の神職は代々壬生氏が継いでいる。壬生氏は伊豆諸島の由来を記した『三宅記』を編纂した家として知られている。 |
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御笏神社 この神社には、事代主命の后、佐伎多麻比咩 命が祀られている式内社である。 第６０代醍醐天皇延喜年間に、国が奉祀する に値する神社名を公に列記した延喜式神名帳に 記録されている極めて格式の高い神社であり、 これを延喜式内社という。 伊豆国府三宅島神名帳によれば… 神着御笏神社 「祭神事代主命御神璽古笏ニ小鏡ヲ嵌込有之候当 社ノ儀、東郷山ノ地ニ鎮座処永正十三年丙午依 神託神着村ノ地ニ奉鎮座候」と記されている。 またこの境内には天王宮をはじめ十四社が祀られている。 疫病退散を祈願して毎年７月に行われる天王祭は、文政３年（１８２０年）の頃から伝わる 島内屈指の大祭で、勇壮な木遣太鼓と共にくり 出す神輿の渡御は、夏を告げる島の風物詩とし て広く親しまれている。 社頭掲示板 |
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佐伎多麻比咩命 三女ヲバ彼ノ島ノ丑寅ノ方二置玉ヘリ。此ノ御腹ニ王子八人一度ニ産給ヘリ。一ハナゴ、ニハカネ、三ハヤス、四ハテヰ、五ハシダヰ、六ハクラヰ、七ハカタスゲ、八ハヘンズトゾ申ケル。彼ノ王子達産レ給フ処ハ島ノ丑寅ノ方カマヅチト申所也。亦七柱ト云フ処ニテ育(ソダ)チ玉ヱリ。所々ニ宮作リ有テ、王子王子ヲ宮々ニ置キ玉ヘリ。 三宅記 |
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三宅島役所 東京都指定史跡 三宅島役所 所在地 三宅村神着１９９の１及び２ 指定 昭和５７年３月２６日 三宅島役所は、島内唯一の茅葺家屋です。三宅島役人の壬生氏は島内の神社を統括する神官で、御笏神社地内に居を構えていました。江戸時代には伊豆代官配下の手代が三宅島に派遣され、御蔵島と合わせて支配していましたが、まもなく島民の中でも有力な神官の壬生氏が島方取締役に任命され、寛永１５年(１６３８年)には地役人と呼ばれるようになりました、天明３年(１７８３年)には伊ヶ谷村の笹本氏も地役人となり、幕末まで両氏による在地支配が行なわれました。 棟札などの記録がないため建築年代は不明ですが、建築様式がら江戸後期の建物と推定されます、 主屋は桁行八・五間、梁間四・五間で、茅葺、寄棟造です。間取りは、三宅島の古式の基本的間取りである土間のウスニワ、床上部のナカノマ、ザシキ、チョウダイの三室形式で、梁間制限のあった一般民家に比べ、規模・構造とも神官と地役人の家格にふさわしい間取りです。 平成２３年３月建設 東京都教育委員会 社頭掲示板 |
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佐伎多麻比咩命神社 佐伎多麻比咩は假字也○祭神明か也○在所詳ならず 考証に、古事記曰、活玉前玉比売と云り、連胤按るに、こは三島神の裔神にて同名異神なるべし、さるは前後三島の御子神とおもはるる中に、此一神のみ他の裔の交れる由あるべからず、猶考ふべし、 神位 文徳実録、嘉祥３年６月庚戌、伊豆國佐岐多麻比咩命授從五位下、 神社覈録 |
