田の中の巨大な楠で「式内大木神社」の石標が立つている。 現地には以前「字石津」の人々の祀る「天王宮」があつたが、元禄3年に長太村の産神の「八王子祠」の境内に移した。 また、「天ノ宮」の南方に小祠があつたが大破したので「宇世古」の産神「熊野社」に合祀した。慶応3年(1867)に大樟のある現地に祀り直した。 明治41年に須伎神社に合祀。 伊勢神宮との関連性が早くから出來ていたものとみえ、その名にちなんで社名もつけられたものと思われる。 |
長太の大くす 長太の大クス(県指定天然記念物) 樹齢1000年を超えるといわれる長太の大クスは、近鉄名古屋線 長太の浦駅と箕田駅の中程にあり、西方に広がる田園の中に、ひときわ高くそびえている巨木です。 昔はこの下に大木神社があったが、神社合祀で大木神社は他に移りこのクスノキだけがとり残された。大クスの根元に、大木神社跡を示す「式内大木神社」の石柱があり、参拝に訪れる人も多い。 樹高は約23m、幹の太さは8.8m。枝の広がりは東西32m、南北に33mあり、生命力・迫力そして霊気さえ感じる。 伊勢湾台風以前の枝ぶりは、洋傘を広げたように左右対象の美しい樹冠であったが、台風によって東側の枝が特に被害を受け、往年の姿を見ることはできなくなり、樹勢の衰えが心配される。 http://www.kanko.suzuka.mie.jp/hist/index4.html |
天然記念物 県指定文化財 長太の大樟 昭和38年1月11日指定 この木はクスノキ科に属する大木です。樹齢は不明ですが、全国的にも有数の大木です。 樹高23m、目通り直径2.6m、枝張りは東西32m、南北35mです。むかし、この木のもとに延喜式内社大木神社があったといわれています。 国の天然記念物として指定されたクスノキは全国で二十五件あり、大きさで日本一のものは鹿児島県の「蒲生のクス」(特別天然記念物)で直径は8mほどのものです。 平成3年11月5日 鈴鹿市教育委員会 社頭掲示板 |
大木神社 大木は於保岐と訓べし〇祭神詳ならず〇南奈古村に在す、(俚諺) 背書國史に、堀江村ノ西畠中ニ楠アリ、勢陽俚諺に、一説に其跡なるべし、社なし大木あり、神祓明神と號すといへり、 神社覈録 |