大井神社
おおいじんじゃ
関神社 に合祀
所在地 社名















   【延喜式神名帳】大井神社二座 伊勢国 鈴鹿郡鎮座
          (旧地)大井神社(旧跡)

   【現社名】関神社に合祀
   【住所】三重県亀山市関町木崎675
       北緯34度51分14秒,東経136度23分45秒
   【祭神】罔象女神・埴安姫
   【例祭】
   【社格】旧村社
   【由緒】江戸期以前は不詳
       明治5年村社
       同末年神社整理で関神社に合祀される

   【関係氏族】
   【鎮座地】旧地は鈴鹿川の南岸近くの街中(旧地参照)
        明治末年神社整理で関神社に合祀

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「八王子社」と称していた
   【社殿】
       

   【境内社】

街中の平地で叢林目立つ神社。
明治末年に神社整理で関神社に合祀される。
旧地は鈴鹿川の南岸近くの街中にある
この地は鈴鹿駅(すずかのうまや)の遺跡である。
萬葉集に「すずかねの はゆまうまやの つつみいの みずをたまへな いもがただてよ」(3439)と歌によまれて著名な「つつみ井」がこの地にあるという。
江戸期は井泉八王子社と称していた。
明治5年(1872年)頃は熊野皇大神社と呼ばれた。明治41年(1908年)、周辺の小祠を合祀して、関神社に改称した。この中には、古厨の大井神社、片山神社、久我の白石神社、宇佐八幡宮などが含まれる。この大井神社、片山神社は『延喜式神名帳』伊勢国鈴鹿郡の式内社(小社)の論社。


関神社について

神紋
 五七の桐
御祭神
 天照大御神・伊邪那美命・天太玉命・天手力男命・大山祇神・火之迦具土命・菅原道真・木花佐久夜比売命・倭比売命・生井神・石凝姥命・味内宿彌・金山比古命・應神天皇・天児屋根命・月夜見命・天津日子根命・活津日子根命・熊野久須毘命・多紀理比売命・栄井神・市寸嶋比売命・大己貴命・宇迦之御魂命・天宇受売命・天忍穂耳命・天穂日命・多岐津比売命
祭祀
 例祭 7月16日
建造物
 本殿(神明造)・拝殿・社務所・手水鉢・倉庫
氏子
 坂下・加太・白木一色・鷲山・萩原・福徳を除く関町全域
由緒・沿革
明治5年頃。この神社は熊野皇大神社と呼ばれていた。
昔関氏の祖、実忠が紀伊国熊野坐神社の分霊を勧請したものと伝えられ、境内の梛なぎの木は、それに縁があるものと思われる。
江戸時代には、熊野三所大権現と呼ばれた。
元和7年(1621)修造、その後寛永14年(1637)更に元和4年(1739)にも大修理が行われた。
又、明治時代まで新所にも、笛吹大神社があり、江戸期、笛吹大明神と呼ばれ、もと鈴鹿山麓の総社として加行山に鎮座されていたが、文明11年(1479)各郷が分離して新所村のみの氏神となった。
その他古厨に大井神社、久我に白石神社、宇佐八幡宮等周辺に小祠が多数あったが、明治42年7月23日に合祀され、同年9月関神社と改称された。
昭和27年12月1日「宗教法人」関神社となった。
夏祭り
 毎年7月20日すぎの土・日曜日に、神輿渡御・山車曳きが行われる。

社頭掲示板



大井神社二座

大井は於保為と訓べし○祭神稻羽八上姫神、御井神、(考証)○山辺村に在す、清水あり(考証)今河曲郡に属す、
類社
山城國乙訓郡大井神社の條見合すべし

神社覈録



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