宗像大社(沖津宮)
むなかたじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】宗像神社3座(並名神大) 筑前国 宗像郡鎮座
          (辺津宮)宗像大社(辺津宮)
          (中津宮)宗像大社(中津宮)

   【現社名】宗像大社(沖津宮)
   【住所】福岡県宗像市沖ノ島 2988
       北緯34度14分30秒  東経130度6分16秒
   【祭神】田心姫神
   【例祭】5月27日
   【社格】
   【由緒】

   【関係氏族】
   【鎮座地】古来この地に鎮座

   【祭祀対象】島
   【祭祀】
   【公式HP】 宗像大社
   【社殿】本殿流造檜皮葺
       拝殿・社務所

   【境内社】

玄界灘の沖合い60kmに浮かぶ周囲4kmの孤島・沖ノ島は、古来より神の島・沖津宮と呼ばれていた。
通常は上陸参拝は許されていないが、5月27日の現地大祭(=日本海海戦記念日)に限って参拝が可能である。事前の申し込みが必要である。


宗像大社(沖津宮)

沖ノ島上陸心得
沖ノ島は御神体島であり島全体宗像大社の所有地であります また国の史跡及び天然記念物にも指定されておりますので上陸者は左記の事項を厳守して下さい

       一、遊山・魚釣り等を目的とする上陸は禁止します
       一、上陸者は直ちに社務所に届け出ること
       一、上陸者は古例により海水にて禊をし心身を清める事
       一、御神水以外の一木一草たりとも持ち帰ることを禁止します
       一、古くからの厳重な掟により婦女子の上陸を禁止します
       一、その他神社職員の指示に従って下さい
宗像大社沖津宮社務所

社頭掲示板



宗像大社(沖津宮)

九州本土から60km離れた玄界灘の孤島 沖ノ島は、火成岩が風化した巨岩が多く、風化し神秘的な印象を放つ巨岩群は古代の人々にとって格好の祭祀の場となりました。祭祀の起源は4世紀後半大和朝廷と朝鮮半島、中国との交易開始に伴う航海の安全祈願に遡り、10世紀まで対外交渉成就のための国家的祭祀が営まれ続け、大陸から持ち込まれた第一級の品々が奉納品として祀られました。
沖ノ島の遺跡調査は昭和29年から始まり、島内23ヶ所の祭祀遺跡から12万点の鏡や土器などが発掘されました。金製の指輪、金銅製の馬の飾金具など貴重な宝物があり、平成18年に8万点が国宝に指定されました(他の出土品も全て重要文化財に指定されています)。朝鮮、中国だけでなく遠くペルシャからもたらされた豪華な装飾品も含まれていたことから、沖ノ島は「海の正倉院」と呼ばれています。地元宗像市そして福岡県では、沖ノ島の貴重な文化遺産の世界遺産登録に向けて官民一体となった活動を進めています。

http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/news/news70/news_2.html



宗像大社(沖津宮)

伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品
国宝 1961.06.30(昭和36.06.30)指定
玄海灘に浮ぶ沖ノ島からの出土品である。鏡、人形、武器類、唐三彩、金銅龍頭など、その内容は多彩である。これらは神宝、幣帛を奉献し、祈請されてきたもので、古墳時代以降、平安時代に至るまでの上代祭祀の状況をよく伝えており、他の祭祀遺物と比較してもきわめて異彩を放っている。(古墳時代 平安時代)。

文化庁



宗像大社(沖津宮)

沖ノ島は玄界灘のほぼ真ん中に浮かぶ絶海の孤島です。その中腹に、田心姫神(たごりひめのかみ)を祀る沖津宮が鎮座し、辺津宮より 神職が10日交代でたった一人で奉仕しています。
住人はなく、女人禁制、上陸時の海中での禊、一木一草一石たりとも持ち出すことは禁ずるなどの掟が、いまでも厳重に守られている神聖な島です。
島全体が宗像大社の境内地であり、御神体島として皇室・ 国家安泰の祈りが連綿と捧げられています

公式HP



沖ノ島の宗像大社・沖津宮で遷座祭 社殿の修理が終了

 昨年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録された沖ノ島(福岡県宗像市)にある、宗像大社・沖津宮(おきつみや)の社殿の大規模修理が終わり、ご神体を本殿に戻す遷座祭が13日、執り行われた。遺産登録の決定後、島を保護するため一般人の入島を原則禁止にしていたが、58人の氏子や総代らが上陸した。
 宗像大社は、九州本土の北西約60キロ沖の玄界灘に浮かぶ沖ノ島に沖津宮、本土から約11キロ沖の大島に中津宮、本土に辺津宮(へつみや)があり、三女神がまつられている。9カ年計画の「平成ノ大造営」が2013年に始まり、今年2月に着工した沖津宮の修復では屋根を葺(ふ)き替え、朽ちた部材を取り換えた。
 13日は、ご神体を仮殿から本殿に戻す遷座祭があり、その後、昼ごろに氏子らが上陸。米や海の幸、山の幸をお供えする奉幣祭(ほうべいさい)で修理の完了を祝った。(上田真仁)

朝日新聞デジタル2018年10月13日



筑前国INDEXへ        TOPページへ
順悠社