旧跡地は「鍋倉垣内」と称されている地。明治41年(1908)素盞雄神社に合祀のとき一切を一夜で地下に埋めたという。現在は拝殿左に石灯篭が2基遺っている。 |
鍋倉神社 延喜式・式内社「鍋倉神社」のご由緒 この二基の石灯籍は、鍋倉神社(ご祭神・下.照姫)に捧げられたもので、与喜山中に座す磐座を遙拝する場所です。 鍋倉神社は『延喜式』(延長5年(927)成立)の「神名帳」に所載する古社で、伴信友の『神名帳考証』に、 初瀬ノ与喜天神ノ上ノ山ニアリ、今モ鍋倉明神ト云フ とあり、当山に平安時代、天神信仰が生まれ、天満宮が建立ざれる以前は、古代の神として、この霊山に祭られた女神がいらしたのです。 下照姫は『古事記』に、大国主命の娘として現れるお方で、美しさは地上を照らすほどだったので、その名が付けられたようです。当山は、はじめて天上から天照大神が降臨されたという伝承を持ち、女性の神々にゆかりある聖地でもあります。 ご神徳 女性の守護 えんむすび など 社頭掲示板 |