丹生神社(榛原町)
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   【延喜式神名帳】丹生神社 鍬靫 大和国 宇陀郡鎮座

   【現社名】丹生神社
   【住所】奈良県宇陀郡榛原町雨師366
       北緯34度31分19秒,東経135度55分37秒
   【祭神】高おかみ大神
       (配祀)罔象女大神 埴山姫大神 伊弉冉大神
       永享2年(1430)当社社記に、「祭神 丹生都姫命 罔象女尊、伊弉冊命」
       『神祇志』『神社要録』『神祇宝典』高おかみ神、または罔象女尊
       『大和志料』 丹生都姫命・罔象女尊・伊弉册命

   【例祭】10月9日 例祭
   【社格】
   【由緒】貞観元年(859)正月27日従三位『三代実録』
       康保2年(965) 奉幣祈止雨
       元文4年(1739)2月に社殿の修造
       天保10年(1839)11月造営

   【関係氏族】
   【鎮座地】神殿の背後の池を祭祀対象とした跡があり
        この地が当初の鎮座地と思われる

   【祭祀対象】池を信仰の対象とした
   【祭祀】
   【社殿】本殿銅板葺朱塗春日造
       拝殿・神官詰所・手水舎

   【境内社】愛宕神社

集落奥の山中の神社である。境内に杉樹が多い。
当社の境内から背後の山腹にかけて磐境と考えられる石群が存在している。
鎮座地の雨師の名は中国の雨の神である。この神社は祈雨、止雨の神徳を持つといわれている。
神武天皇が丹生川上の莵田川の朝原で天神地祇を祀ったと日本書記にあるが、その莵田川の朝原の地がここであるとの説がある。
神武天皇が天神地祇を祭られた由縁によつて創祀した神社であれば祭神は天神地祇でなければならないが、今は高おかみ神を奉斎しているのは後世なんらかの縁故によつて此の神を奉祀するようになつたのであろう。
当社の神宮寺は長樂寺と称されていたが、明治16年6月火災に罹つて焼失したという。


丹生神社

当社は、宇陀郡榛原町雨師に鎮座しており、創立年月不詳、延喜式内社、往古より祈雨の神として信仰が厚い。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年




丹生神社

延喜式内社、朝原の地名は日本書紀に記載されており、伝承によると神武天皇が菟田川の朝原におり天神地祇を祭り、平瓶をもって飴を作ったので飴島(あめし)の名が起こったとも云われている。又御祭神を雨師売神とも称したのでもある。
神殿の背後に当たって境域に接した山腹に当たる部分に小池がある。竜王池と称しこの池を頂点として左右両側に山形状をなして相当大きな自然石が列立をしていた痕跡があるが往古は池を信仰の対象とし点在する自然石の中を神聖視した古代信仰の型がうかがえる。

社頭掲示板



菟田川之朝原傳稱地

日本書紀ニ
神武天皇戊午年御即位前三年九月丹生之川上ニ陟リテ天神地祇ヲ祭リ給ウ則チ彼ノ菟田川之朝原ニ於テ譬ヘバ水沫ノ如ク呪リ著ル所有リト記サレタル菟田川之朝原ハ此ノ地ナリト傳ヘラレル

社頭掲示板





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