御手洗社とも称している。以前には式内の出雲井於神社と考へられていた御手洗社(井上社)は、賀茂御祖神社本殿の東約30mのところにある。 井上社の現在の祭神は瀬織津比売命で、疫病災厄除けの神とされている。 社前の池はみそぎ祓の斎場とされ、毎年立秋前夜の「夏越の祓」は、この池中に大小の斎串五十本を立てて行われる。さらに式後、参拝者が斎串を争って奪い合うことから、一に「矢取ノ神事」ともいう。 また毎年土用の丑の日に行われる「御手洗会」は、池中に足をつけると夏痩せを防ぎ、病気にかからないといわれる。 御手洗池の南庭では、5月の葵祭りに先だって斎王代が禊をするところである。 この社はまた糺の弁天さんとして特に水商売の入々にも崇敬されている。井上社(本殿)は一間社流造、檜皮葺の小祠であるが、唐破風の覆屋がその上にある。本殿・覆屋共、明治の新築である。 |
井上社 別名 御手洗社(みたらし) 祭神 瀬織津姫命 例祭 土用丑の日 この社の前身は「三代実録」元慶3年(879)9月25日の条をはじめ諸書に見える唐崎社である。 賀茂斎院の御禊や解斎、関白賀茂詣の解除に参拝になった社である。 元の社地は、高野川と鴨川の合流地東岸に鎮座のところ、文明の乱により、文明2年(1470)6月14日焼亡したため、文禄年間(1592〜96)に、この所に再興になり寛永度(1629)式年遷宮より官営神社となった。また、井戸の井筒の上に祀られたところから井上社と呼ばれるようになった。 賀茂祭(葵祭)に先立つ斎王代の御禊の儀はこの社前の御手洗池で行われ、夏の風物詩、土用の丑の日の足つけ神事、立秋の前夜の矢取りの神事はともに有名である。 土用になれば、御手洗池から清水が湧き出ることで七不思議の一つにも挙げられ、池底から自然に湧き上がる水泡をかたどったのがみたらし団子の発祥と伝えられている。 社頭掲示板 |
井上社 みたらし川は、土用になると池の周辺や川の底から清水が湧きでるところから 鴨の七不思議にかぞえられ、湧きあがる水泡の姿を団子にかたどり、みたらし団子の発祥とした。 また、土用の丑の日にこの池の清水に足をつけると疫病や脚気にかからないとか、今日ではガン封じなど無病息災を祈ってお祓いをうける足つけ神事(御手洗祭)で土用の丑の前後4日間、午前5時30分より午後10時まで終日賑わう。 立秋の前夜には、このみたらし池にて矢取りの神事(夏越神事)が行われる。この矢取りの神事は池の中央に50本の斎串(イグシ)を立て裸男がうばいあうと言うお祓いの神事である。この斎串を一見すると矢に似ているところからその名があり、安産、商売繁盛のお守りとして信仰されている。また、葵祭(賀茂祭)にさきだって斎王代の禊の儀が行われるのもこのみたらし池である。 賀茂御祖神社公式HP |
井上社 おはらい・お清めのお社 井上社(別名御手洗社) 御祭神 瀬織津姫命 賀茂斎院の御禊や解斎、関白賀茂詣の解除(お祓い)の為参拝になったお社である。 井戸の井筒の上に祀られたところから井上社と呼ばれるようになった。 賀茂祭(葵祭)に先だつ斎王代御禊の蟻や、京都の夏の風物詩土用の丑の日の足つけ神事、立秋前夜の矢取り神事はこの社前の御手洗池で執り行われる。 また、御手洗池の地底から自然に吹き上がった水泡をかたどったものがみたらし団子の発祥と伝えられている。 社頭掲示板 |