古くは大原野神社の位置にあったという。古地名で入野又は納野と云った。集落の近く田の中に島のように見え、よく目立つ。 善峯川の北岸の平地に鎮座する。 奥には垣に囲まれた社殿。社殿は覆屋で囲まれ、中には朱の本殿がある。記録等もほとんど残っておらず。不詳なことが多い。 神宮寺として藏王寺があった。現在、地区の公民館の建つている所が藏王寺趾。 |
入野神社 式内社である。古地名で入野又は納野と云った。古歌あり。「剣の後鞘に納野に葛引く吾妹眞袖もち着せしむかも夏草苅るも」(万葉集巻七)「さを鹿の入野のすすき初尾花いづれの時か妹が手まかさ」(万葉集巻十) 例祭は2月22日で遺稱お弓と云っていた。男子15才になると烏帽子儀に入り、二人で1週間前から練習してこの日に弓の行事があった。今、弓がいたんだので中止している。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
入野神社 入野は伊利乃と訓べし○祭神詳ならず○上羽村に在す、今春日と称す、(山城志)例祭 月 日 神社覈録 |