もと円通寺の山にあったが同寺創建に際し、土地を譲って現在地に移ったという。 |
神野神社社殿 県指定文化財 指定年月日 昭和51年3月23日 所有者・管理者 神野神社 別雷命・嵯峨天皇を祀り、(『特選神名帳』・『神紙志料』は、神野伊加許也姫神を祭神とする)寛平年中(889〜898)の創立と伝える。往古は、円通寺の山中にあったが、同寺開基のときこの地に遷ったという。(明治28年神社帳) 一間社流造、柿葺。社殿正面は格子戸4枚建て、他は板壁。組物は三ツ斗組、軒は二軒、周囲に擬宝珠・高欄付きの縁を巡らし、浜縁を備える。身含・向拝の丸桁上に反増があり、破風・斗供・高欄等の木割り、頭貫鼻・肘木鼻の絵様繰型等の細部手法も室町時代末期の様相を示している。県下における一間社の建築物として貴重である。 平成3年11月 兵庫県教育委員会 社頭掲示板 |