古くは盆地の最奥部旧清水村にある清水寺の所にあつたが移動したという。 |
清水寺 清水寺は日吉町志和賀にある曹洞宗寺院です。園部藩の寺社類集によると創建は享保6年(1721)となっていますが、船井郡誌によると延享年間(1744〜1747)に萬国和尚が創建したとあり、いずれにしても江戸中期の創建であることは間違いありません。寺所蔵の古記録「丹波志姓名録(写し)」によると、日吉町の吉田氏の先祖は清水氏と言いましたが、延暦年間に心蔵坊という僧が観音像を背負ってやってきたので、清水氏がその観音様を信仰して観音堂を建てたと伝えています。 現在、砂防ダムの上に観音堂のみが建っており、曹洞宗寺院としては廃寺になっているのではないかと思われます。南北朝初期の宝篋印塔が残り、南丹市指定文化財になっています。 南丹生活 |