もとは俵岩の山に鎮座していたが、天文9年(1540)8月の大洪水によつて山が崩れ、その地での再建が不能となり、同12年(1543)8月、現在の地、字大宮に遷つた。 |
俵岩 見事なまでの柱状節理となっており、柱のようなまっすぐで、規則正しい岩石の割れ目が見られます。柱状節理の断面は、多くが六角形となっています。岩石は、玄武岩という火山岩で、豊岡市にある玄武洞とも共通点があるようです。ほか、サナの滝など、ジオパーク全体、村岡地区の中でも、共通点は見つけられそうです。 岩石は、噴火でできたものと思われますが、いつ流れたものかははっきりしません。おおよそ、十数万年前のことだと考えられます。溶岩は、河岸段丘面の上を流れており、標高100メートルぐらいのところに発達していて、古い時代につくられた河岸段丘ではありません。 縦割りの柱状節理、平らに割れる板状節理、両方が見られます。柱状節理と板状節理とによって、ちょうど俵のような形に割れることから、「俵石」の名前がついたようです。いずれの岩も、溶岩が冷え固まる際にできたものです。 村岡の自然と遊ぶ |