往古五百砥山御旧蹟地に鎮座、仁寿2年(852)明神平に遷座(奥宮)した。貞享4年(1687)現在地に造営 |
阿礼神社 必勝祈願の神様 御祭神 素盞嗚命 (阿礼大明神) 誉田別尊(塩尻大明神) 大己貴命(大宮八幡宮) 阿礼神社は、古来より武運長久をもって高く崇敬され、特に戦へと向かう武将たちが必勝祈願の祈りを捧げてきた。古くは、平城天皇の御世、延暦年間(782−802)に、蝦夷征討に向かう初代征夷大将軍坂上多村麻呂が必勝祈願をされ、治承4年(1181)には、木曾義仲が当社に参拝し必勝の祈願した後、塩尻の諸豪族や諏訪一族に挙兵を要請したとも伝えられている。また、300年にわたりこの地を所領としていた小笠原氏が、天文19年(1551)甲斐の武田信玄に追われ代々の領地を失った際にも、小笠原長時の子・貞慶が、武田氏の滅亡に乗じて、阿礼神社域にあった大宮八幡宮で挙兵し、かって諸豪族とともに念願の旧領回復を果たしている。以後、現在に至るまで、塩尻地区の氏神様であろと同時に、必勝祈願、無事長寿祈願の神様として、尊崇を集めている。 社頭掲示板 |