社殿の奥に「川合陵」と呼ばれる長さ2m、巾1.5m、地上露出部分の高さ1m余りの巨石からなる祭祀遺跡が存在する |
阿智神社 (奥宮) 延喜式内社阿智神社奥宮 この丘陵は昼神に祭られている阿智神社の奥宮です。 昔から村人は「山王さま」と親しみをこめて呼び、小丘を阿智族の祖天表春命の墳墓「河合の陵」と名づけて信仰を集めてきました。 丘の頂、玉垣に囲まれた巨石は磐座であると云われてきました。 このごろこの巨石を囲む遺構が発見され、いよいよ磐座であることが確かになりました。 磐座とは古代の祭祀場において神霊が降りてきて鎮座したところです。この地が阿智神社の祭神、八意思兼命(天思兼命)・天表春命の鎮座地であるとともに、全国の総本社であることがうかがえます。 この二神は信濃国に天降って阿智の祝の祖となったことが平安時代初期に編された「先代旧事本紀」に記されておりますし、天思兼命は「古事記」「日本書紀」に高天原随一の知恵の神として登場しています。 平成2年10月 阿智村観光協会 社頭掲示板 |
阿智神社 篝薪神樂(かがりびかぐら) 吾道太神宮(あぢだいじんぐう) 降(くら)らま置久(おく) 科野乃洲(くに)はも 神颪(おろ)す 日霊(ひるめ)之火能神(ほのかみ) 生禮(あれ)ましし 八束(やつか)之金龍(わだつみ) 燎薪(にわび)古素(こそ) 山跡(やまと)に傳(のこ)す 八意野(やごころの) 吾道大社(あぢのおほみや) 太神宮 反歌(かへりうた) 桐降留流。(きりふるる) 清清(すが)乃天浪(あまなみ)。 吹貴晴禮天(ふきはれて)。 日霊郷仁(ひるがみむらに)。 昇穂瑠太陽(のぼるおおかみ)。 平成参年鎮月祭日 御流神道 大阿閤梨 尽々法師 新宅大門 献詠 社頭石碑 |