「蛟」は「みつち」のこと、龍の属である。また「蝄」は山川の精である。 当社の場合には、「蛟」にウェイトがあり、すなわち「みつち」=水神を祀つた社名であろう。 「みつちのかみのやしろ」と呼ばれていたと思われる。 もともと門宮の地がが蛟蝄神社であつたが、あまりに里に近いため、また水害を避けるため、いつの時期かに、東方台地を拓いて遷祀したが、そののちも旧社をそのまま残して、本社(奥ノ宮)と門ノ宮との両社を一体として祭つたものであろう。 老人ホームやまなみ園に接して鎮座する。 |
蛟蝄神社(奥宮) 立木緑地環境保全地域 この地域は、スダジイを主にタブノキ、ヤブツバキ、モチノキ等の混生する森林です。 林内には、ネズミモチ、ヤツデ、トベラ、マンリョウ、ヤブコウジ、ヤブミョウガ等の草本類が生育し典型的な暖帯林相を形成している地域です。 特にマンリョウ、ヤブミョウガは、本県を北限とし分布する種であり、動物相も南方系のアオスジアゲハ、モンキアゲハ等の希少性を有する種が生息しており、県南地方の数少ない森林の中で希少価値を有し、優れた自然環境を形成している地域です。 (昭和60年3月30日指定) 茨城県 社頭掲示板 |