二荒山神社別宮 四本龍寺を建立した勝道上人はその隣に日光山の神々を祀る小さな神社を建立した。大谷川と稲荷川の合流地近くである。この地は稻荷川の水害の惧があつたので、天長4年(827)、やや北方の小玉堂の東に遷座し(現本宮神社の地)、後に嘉祥3年(850)、恒例山の南、常行堂の後の地、今の東照宮鐘棲の邊に社殿を新造して、これを新宮権現と称えて本社とした。また旧地にも改めて社殿を設けて本宮権現と称し、味耜高彦根命の御社とした。新宮は更に建保3年(1215)、現在地に移転された。 本殿の背面には扉があり、この扉を開き太郎山(毘沙門天)にみたてた外山を奉拝した霊峯崇拝の名残を今にとどめている。 石鳥居 拝殿 本殿 唐門 透塀 燈籠は国指定重要文化財。 世界遺産に登録されている。 |
日光二荒山神社 日光二荒山神社 (重要文化財) 古くは、新宮(現在の二荒山神社)、 滝尾と共に、日光三社と呼ばれた。 創建は大同3年(808)。祭神は 味耜高彦根命。現在は二荒山神社の別宮。 4月17日二荒山神社の弥生祭のとき、 三社の神輿がここに渡御する。 貞享元年(1684)の大火で焼失、 翌年に再建された。境内には修験者が背 にしていた笈をかけて参拝するところか ら「笈掛石」と名付けられた石がある。 社頭掲示板 |