住吉大社境内社。 幸幅門(正面南脇門)外に西向に建つが、昭和44年まで、瑞垣外ながら、第四本宮の社前に在つた。 住吉大社(住吉坐神四座)が、海路の平安守護の神とされたのに対して、船玉社は船舶そのものの霊として奉祀した。 住吉大社の摂社であるが、造船・海運業者の崇敬厚く、大小船舶に船玉神を奉齋する信仰慣習も全国に亙り、航海守護の神である住吉大神と表裏一体の開係を以て現在に及んでいる。 |
由緒 天鳥船命・猿田彦命を祀ります。天鳥船命は天上との交通、すなわち大空の船の守護神であり、猿田彦命は天孫降臨の際先導を果たされた神様で、船の御霊であると同時に航空の安全を守る神として全国唯一の信仰をうけています。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
船玉神社 船や飛行機の安全を守る神様 船玉神社は、延喜式にも記載された古社で、船の守護神として信仰を集めてきました。船玉(船魂)とは、船舶そのものの神霊で、住吉大神とは表裏一体の関係として尊崇され、時には住吉大神の荒魂とされることもあります。 また、航空関係者から崇敬を重ねたこともあり、現在では航海、航空を問わず外遊渡航者が参拝に訪れます。社殿の扉には、日本古来の菱垣船や帆走船、上部には二機の飛行機が描かれており、全国的にも珍しい扉絵になっています。 祭神 ・天鳥船命 (あめのとりふねのみこと) ・猿田彦神 (さるたひこのかみ) 社格 延喜式内社(住吉郡小十二座の一) 公式HP |
船玉神社 船玉は布那多麻と訓べし○祭神猿田彦大神、(比保古)○北花田宮村に在す、(摂津志) 比保古云、是與住吉大神同躰異名尊神也、守船時號船玉神也、 神社覈録 |