横山神社【旧地】五銚子の滝
よこやまじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】横山神社 近江国 伊香郡鎮座
          (現在社)横山神社

   【現社名】横山神社【旧地】五銚子の滝
   【住所】滋賀県長浜市木之本町
       北緯35度35分49秒,東経136度15分50秒
   【祭神】
   【例祭】
   【社格】
   【由緒】

   【関係氏族】
   【鎮座地】

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】
       

   【境内社】

当社に伝わる記録によると、推古元年(592年)2月の申の日に、横山五智様子の滝のほとりの杉の巨樹に神霊の降臨あり、郷人その霊夢による神告に随い、翌年(593年)その杉樹を以って神像を彫刻し、経の滝上に社殿を建立奉祀して、本宮横山大名神とあがめまつられたのである。
横山岳中腹には上流に五銚子の滝、それより500m下流に経の滝がある。五銚子の滝のほとりの杉の巨樹に神霊の降臨あり、経の滝上に社殿を建立奉祀したと伝。


山岳信仰の霊場横山岳

春 時として、国道八号線、湖北町青名付近から北方に白雪に覆われた雄大な横山岳を遠望する事が出来る。ここ青名付近には往時横山神社の一の鳥居があった処と伝えられる。
人々はこの横山岳の真洞なる白雪を源流とした田用水の恵みに大自然の尊さを感謝し、山岳信仰の霊場である横山岳を敬慕していた事が伺われる。
横山岳は1132m、史実に富み、由緒ある山岳信仰の霊場として古くから栄えた処であり中腹には、五銚子の滝と経の滝があり、その清流は尽きる事なく雨乞い祭りの秘境として瀬渡神事がおこなわれた処である。
五銚子の滝は高さ約21m、巾6mで往時本宮横山神社に捧げるお神酒の銚子を清めた事からその名があるともいわれ、また五ツの滝に別れているので五銚子の滝とも呼ばれている。
経の滝は高さ約17mで神主や社僧達が大般若波羅密多経の書写に当たりこの滝で身を清めたのでこの名があると伝えられている。俗に敷地と呼ばれている処は式内本宮横山神社の敷地の事で推古2年(594〉社殿が造営され御鎮座の地となった処である。建仁4年(1204)の横山本宮大明神社頭の図によると、五銚子の滝上に霊木あり、傍らに奥の院、経の滝上に本殿、拝殿、鳥頭観音掌、白谷観音、またその付近に地頭領家、公文所神主社僧屋敷、厚行社等二十余の建物があり、寄進田、法華田等が描かれ、山岳信仰の霊場であった事が伺われる。
式内社本宮横山神社の御祭神は大山祇大神を主神として岩長比売命、木花咲屋姫命を配杞されている。
御創立は推古元年(593)で推古2年(594)から永享年代迄御鎮座されたが承享11年(1439)現在の宮内に遷座された。天徳元年(957)には本地佛馬頭観音像を高月町横山村に遷座されている。承久元年3月(1339年)社僧慶幸が、源頼朝に召されて鎌倉鶴岡八幡宮の別当職となる。また、暦応2年3月(1339年)に鋳造され永享6年8月(1434年)に再鋳された鐘名に「伊香郡横山大明神拝鐘」とあるものが現大阪府茨木市総持寺に保存されている。
横山岳は登山者の健全な山登りの好適地である。高山植物あり、山菜に富み奇石あり、野鳥のさえずりあり、自然の夢をさそう大自然の秘境てある。私達は尽きる事なき大自然の恵みを感謝すると共に先人達が残された偉大な山岳信仰の霊場に心して登山をするよう心がけて居ります。
木之本町観光協会
杉野山の会

社頭掲示板






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