現社地の東南方に「へい塚」とも云う姫塚古墳があり、ここが旧社地であったとされる。 相殿に久留彌多神を祀る。 |
賣比多神社 伝によれば古事記に記すところの比売多君の氏族の本源の地でその祖神を祀り且つその墳塋を遺したものであると伝える。延喜式内社。 滋賀県神社庁 |
芭蕉句碑 正風宗師 八九間そらて雨ふる柳かな 『続猿蓑』(沾圃編)巻頭の句である。 正風宗師とは松尾芭蕉のことで、この句は元禄7年(1694年)芭蕉最晩年の春の句といわれる。 芭蕉は同年10月12日大阪で没した。 この句は柳が春雨に煙る情景を見て詠んだ句と言われている。 しとしと降る春雨が八九間の空から柳の糸を伝わってしたたるその雫を「空で雨ふる」と表現している。 八九間は陶淵明の漢詩から引用したもので、八間ないし九間の意味である。(一間は六尺=1.8m) 社頭掲示板 |
売比多神社 売比多は假字也〇祭神在所等詳ならず 考証に、在布施村歟と云う、與地志、此村に神社を戴せず、按に、売比多は比売多の誤ならんか、古事紀に、日子坐王之子菟上王者、比売陀君之組、 神社覈録 |