追波湾と雄勝湾の間につき出た半島中央部に屹立する石蜂山(352m)の山頂附近の巨岩が御神体となつている。 高さ一丈余、周囲三丈余の舟形の巨岩を神体とし、社殿の設けは無い。 |
石(いその)神社・葉山神社由緒及び沿革 石峰山、石(いその)神社は石峰山頂(352m)の大岩を御神体とし、樹齢六百年の大杉の古木が数本ある。往古は石峰権現社と称し、仁寿2年(852)国より従五位下を賜わったと、三代実録(文徳実録)に記されている。前面の社は、葉山神社で石峰権現社の別当寺として祭られた薬師堂で、鎌倉末期の創祀と伝えられている。祭られている薬師如来像は運慶の作と伝えられ、随神十二神将は室町時代の作である。本殿には、寛文(1661)の板書誓文や元禄12年(1699)及び宝暦年間(1751〜1763)の絵馬がある。代々の伊達藩主が参詣され、境内には二代忠宗公手植と伝える「ひいらぎ」の古木二株があったが、一株は昭和55年12月の暴風雨の際、石峰山頂の古木二本と共に倒れた。 平成10年3月27日 建立 雄勝町教育委員会 社頭掲示板 |