観音堂の近くに標石がある。さらに近くには「金島の浅間石」と云う大石がある。 中央の石に甲波宿祢神社と刻まれている。発掘調査の結果、社殿基礎などの痕跡が確認されたという。 |
金島の浅間石 一、名称及び員数 群馬県指定天然記念物金島の浅間石 一石 二、指定年月日 昭和27年11月11日 三、所在地 群馬県渋川市川島596番地 四、指定理由 群馬県文化財保護条例第38条の規定による。 指定等の基準第六の1の1による。 五、文化財の概要 この石は天明3年(1783)の浅間山大噴火の際、吾妻郡の鎌原一帯を押し流した泥流によって吾妻川を伝い、当地に運ばれてきたものである。 高さ4.4m、上面の直径は東西15.75m、南北10m、周囲は43.2mある。石は普通輝石と紫蘇輝石を含む両輝石安山岩である。 吾妻川沿いの畑には、この種の石が数多く点在しているところから、当時の川島の集落が流失し、西の山際に移ったことが裏付けられる。 平成元年3月31日 群馬県教育委員会 渋川市教育委員会 社頭掲示板 |