山宮神社
やまみやじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】浅間神社(名神大) 甲斐国 八代郡鎮座
          (本社)浅間神社

   【現社名】山宮神社
   【住所】山梨県笛吹市一宮町山宮 1705
       北緯35度38分3秒,東経138度42分50秒
   【祭神】大山祇命 瓊瓊杵命
   【例祭】3月15日
   【社格】
   【由緒】垂仁天皇8年、現在の山宮の地、神山の麓に鎭祭した
       貞観7年(865)12月現在地に社殿を造営

   【関係氏族】
   【鎮座地】この地が当初鎮座の地

   【祭祀対象】富士山
   【祭祀】江戸時代は「山宮神社」と称していた
   【社殿】本殿一間社春日造桧皮葺
       拝殿

   【境内社】

山中の神社。谷間にあり。垂仁天皇の代に創史の本宮である。貞観7年(866)年12月3柱の内の木花開耶姫命を浅間神社に移し2柱を祭神とする。


重要文化財

建造物 浅間神社摂社山宮神社本殿 
一宮町一の宮 浅間神社
明治40年8月28日指定
 浅間神社は、木花咲耶姫命を祀る甲斐一の宮で、垂仁天皇の時にこの地に勧請し、その後貞観七年(865)に現在地に移されたと伝えられるもので、勧請地であるこの地には摂社として山宮神社が鎮座する。
 この本殿は、一間社隅木入春日造檜皮葺の室町時代の建築である。全体の形は木割が大きく堂々として立派なもので比較的古調を伝えるものがある。正面蟇股彫刻は複雑な花模様で図案的性質を保持し、また側面の蟇股は全部同一な兜と紅葉を配した彫刻を入れたもので、この建築の面目を躍如たらしめている。
 祭神は大山祇命と瓊々杵尊の二柱である。
 毎年3月15日は、浅間神社から山宮神社への神幸が厳かに行なわれる。
昭和61年3月
一宮町教育委員会
県民俗資料 昭和35年11月7日指定
 御供田
 山宮神社の石鳥居前(東新居字桧山田)にはかつて三十六枚の御供田があった。
 山宮の清流を引いて耕作された棚田であり「クナツタ」「ミズタ」ともよばれるような田が鳥居のかみにあり、早くから開かれていたものである。
 明治40年、水害の際に鳥居の附近にあった古い社家の屋敷跡はすべて押し流され、現在は落葉林、松林などに変化している。
 山宮において明治以前は厳しい物忌みが年三回行なわれ、神主、社家、社人などが参籠し、この期間は氏子も忌みごもり謹慎していたと伝えられている。
 御供田から収穫した米二俵をもって祭の供物を作っていたと言われている。
一宮町教育委員会

社頭掲示板



笛吹市指定天然記念物

浅間神社摂社
山宮神社の夫婦杉
昭和58年9月21日 指定
当神社のご神木である。樹種はスギで、二本の幹が根元で合着しているため夫婦杉と呼ばれている。根元の周り(幹の基部と根の境)が11.05m、それより1m上で東西二つの幹に別れていて、東幹の目通り幹囲5.2m、西幹の自通り幹囲5.6mで、樹高は37m。枝張りは東西26m、南北23mある。
二本並んでそびえ立ち、樹勢は旺盛で、四万に枝を広げた姿は畏敬の念を感じさせ、神域にいっそうの尊厳さを与えている。
笛吹市教育委員会

社頭掲示板



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