山の中腹に鎮座する 現在は山梨岡神社の摂社。 この地は甲斐奈神社の旧地とする。また、山梨岡神社の古社地(日光山高千穂の峰)であるとの伝えもある。 広い道が突き当たり軽トラックがやっとの道を300m行くと左に桃園があり、果樹林用のモノレールを格納する農小屋がある。 その小屋の脇の道を上ると、100mほどで鳥居がある。(鳥居は森に隠れて下からは見えない) 日本武尊が東征の折に当地の山路で休息したことに因み、その旧跡を「四阿山(あづまやさん)権現」と称して尊を祀ったのに創まるというが、本社の古社地(日光山高千穂の峰)であるとの伝えもあり(『社記』)、また、式内社の「甲斐奈神社」に比定する説もある。 鳥居から300m山道を登ると石段があり、社殿がある。 |
やまなしの歴史文化公園 東屋宮(あずまやきゅう)(山梨岡神社摂社) 吾妻屋宮・四阿宮とも呼ばれる。祭神は日本武尊命・妃橘姫命。祭日は山梨岡神社と同じ4月3日〜5日。町指定天然記念物の杉の木が境内にあったが、火災により焼失した。杉の木は神木として祭られ、推定樹齢350年、地上約5mの枝の分岐点より土中に根を下した奇形木として植物学上貴重な木であった。 山梨県・春日居町 社頭掲示板 |