式内社調査報告に「そこには今も「庄屋垣」と呼ぶ民家の裏手に当つて小高く石積みの遣跡となつて残つている。今も旧社地前の水田には鳥居の台石とおぼしき石が相対してニケ所埋つている。」「この石を海苔石というが、冬になって海中に海苔が生えると、この石にも海苔を生じ、海辺の海苔が終わる頃、この石の海苔も枯れ失せるという。」と記されている。
家人に伺ったところ。屋号は「庄田垣」という。海苔石は家の背後にある、井戸(今どこの井戸かは不詳)の水をかけると海苔を生じると伝わっている。前の田の中に鳥居石が埋まっていたが、道路拡張の時一石を掘りだした、青い見事な石であったが、道路脇に置いていたら誰かに盗まれたとの事。 |