御津神社
みつじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】御津神社 出雲国 楯縫郡鎮座
          (旧地)御津神社旧地

   【現社名】御津神社
   【住所】島根県出雲市三津町1593-1
       北緯35度29分28秒、東経132度49分37秒
   【祭神】伊弉諾命 伊弉册命 天照大神 素盞嗚命 天児屋根命 瓊瓊杵命
   【例祭】10月16-17日 例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】天平5年(733)2月30日「御津社」『出雲国風土記』
       明治4年村社
       明治43年2月15日現在地に遷

   【関係氏族】
   【鎮座地】古くこの浦を一望のもとに見下ろす上松権現の地に鎮座
        のち約500m東の字東(あずま)の地に遷
        更に西南約500mの字鹿島谷の本地に遷
        明治43年2月15日現在地に遷

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「六所大明神」と称していた
   【社殿】本殿大社造鋼板葺
       通殿・拝殿

   【境内社】歳徳神社・狗賓神社・稲荷神社・若宮神社

出雲国風土記の「御津社」に相当する。
古くこの浦を一望のもとに見下ろす上松権現の地に鎮座したが、のち約五500m東の字東(あずま)の地に遷し、それを更に西南約500mの字鹿島谷の本地に遷し、しかして明治43年2月15日現在地に遷した。


御津神社

御津神社  ( 三津浦 )
御祭神 伊弉諾命   ( いざなぎのみこと )
    伊弉册命   ( いざなみのみこと )
歴史の足跡。
出雲国風土記楯縫郡条に 「 御津社 」、延喜式に 「 御津神社 」 とみえる式内社である。
その鎮座空間は、風土記に 「 御津浜 広さ 三十八歩 」、「 御津島紫菜 ( むらさきのり )生ふ 」 とみえる。 
宝永7年 ( 1710年 ) の 「 雲州四十二浦之詠歌 」 では、「 三津浦 熊野神社 」 となっている。熊野神社は享保2年 ( 1717年 ) の松江藩の地誌 「 雲陽誌 」 では「 六所神社 」 といなっており、祭神として伊弉諾命・伊弉册命の両神、 天照大神、素盞嗚命、天児屋根命、瓊瓊杵命 の六神を挙げている。
「 熊野 」 は 「 諾册の両尊 」 に祭祀が限定された時期の呼称と思われる。
「 雲陽誌 」 は同社を 「 風土記に残る御津社是なり。」 としている。今の御津神社ということであろう。
現在は海岸から離れた内陸に鎮座しているが、かつては 「 御津 」 に相応しく 「 浦 」 に鎮座していたと思われる。 社地の変遷は数度に及ぶとされる。 上松権現・東の社・本地社への変遷が想定されているが、確かではない。 海岸近くの字 「 本地 」 が「 本地社 」 の鎮座地であれば、その地が御津神社の 「 本地 」 と考えられよう。
祭礼として毎年一月の第二日曜日に古伝の御敵神事、餅撒き神事をともなう田植の神事が行われている。
島根半島四十二浦巡り再発見研究会

社頭掲示板



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