風土記の「佐久多社」二社のうちの一に相当する。 式内社・同社坐韓國伊太弖神社を合祀していると考えられている。 古来佐久良にあり、江戸初期までは佐久多神社あるいは佐久多大明神と称してきた。正徳ころから日御崎大神宮と称するようになり、明治になり、日御崎神社として無格社に列せられた。明治41年4月12日神社整理で本宮神社に合祀となつたが、住民の復旧の念止み難く、昭和2年12月27日、佐久良にある旧社殿を本宮神社の御旅所といた。昭和32年10月16日、御神体をこれに奉還した。したがつて現在では本宮神社の境外末社の形となつている。 |