韓国伊太弖神社
からくにいだてじんじゃ
揖夜神社 境内社
所在地 社名















 【延喜式神名帳】同社坐韓国伊太氐神社 出雲国 意宇郡鎮座
          (本社)揖夜神社

   【現社名】韓国伊太弖神社
   【住所】島根県八束郡東出雲町揖屋2229
       北緯35度25分51秒、東経133度9分13秒
   【祭神】素盞嗚命
       五十猛命『神名帳考証』『神社要録』

   【例祭】10月19日 秋季例大祭
   【社格】
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿大社造檜皮葺
       

   【境内社】

本社本殿向かって左にある。
「韓国伊太氐神社」は出雲国内に、意宇郡3社、出雲郡3社の計6社がある。しかも出雲国だけに見られる。「同社坐」については「相殿の神」のことであろう。


韓国伊太氐神社

韓国伊太氐神社はその名称のユニークさに加えて、分布にも特異性をみせている。神名帳にみえる六社はすべて出雲国に鎮座している。しかも、その内分けをみると、出雲国の九郡中、意宇郡と出雲郡とに三社ずつ分布がみられる。つまり出雲国のなかでも、国衛が置かれた東部の意宇郡と杵築大社(出雲大社)が鎮座している西部の出雲郡のみにみられる
しかしどの社も「出雲風土記」には記載されていない。
韓国伊大氐神社の由来は不明瞭な点が多いが、一般的には、スサノオ神の御子神である五十猛神と関連させてとらえ、この神を祀る神社といわれている。
通説としては、素戔嗚神が、韓国(新羅)を経由して出雲へ降るさいに同行した神が御子神の五十猛神であり、このことを前提として、伊大(太)氐は五十猛が転託したものであり、韓国とあるのは五十猛神が素戔嗚神に伴われて朝鮮半島を経由して日本へ渡ってきたことによるということになる。
ただ、他にも色々な説があるようである。



出雲国INDEXへ        TOPページへ