「出雲風土記」には、熊野(くまぬ)山とある。島根県八束郡八雲村と能義郡広瀬町との境界にある。八束郡内では最も高い山である。 案内板には「ここは出雲一宮・熊野大社の元宮の斎場跡(祭場跡)で、古くから元宮平といわれている地です。」とある。今も毎年5月第4日曜日には元宮祭が開催されている。 遅くも建久年間(1190−99)以前に現在地に遷した |
天狗山 熊野大社元宮跡と天狗山「熊野山」のご案内 この天狗山は標高610m、松江市八雲町と安来市広瀬町との境に位置し、このあたりで最も高い山である。 ここにかつて熊野大社の元宮があり、この山は昔、熊野山また熊成峰、そして天宮山等と言われでいた。 熊野大社の元宮については、天平5年(733)の『出雲国風土記』に「熊野山。所謂熊野大神の社坐す」と記され、山頂近くには今なお熊野大神がお鎮まりになられた巨大な磐座がそそり立ち、そのすぐ下は元宮平と呼ばれている。毎年5月の第四日曜日には登山し、往古を偲んで元宮祭を執り行なっている。 登山道の途中には古代出雲文化の発祥地、意宇平野を潤す意宇川の源流の「意宇の源」があり、脈々と清水が流出している。頂上からの見晴らしは熊野大神の、国見の山にふさわしく、松江市の市街地はもとより天気のよい日にに東は美保関町、西は出曇大社の大社町まで一大パノラマである。 熊野大社 社頭掲示板 |
熊野大社元宮 天狗山(熊野山)の熊野大社元宮、斎場跡について ここは出雲国一の宮・熊野大社の元宮の斎場跡(祭場跡)で、古くからり元宮平(げんぐがなり)といわれている地です。 天平5年(733年)に編纂の『出雲国風土記』に「熊野山。所謂熊野大神の社坐す」と記されておりますが、正面の山斜面の上方に聳えます巨岩を磐座といい、かつて熊野大社の元宮でありました。 古代にあって一般に神社は特定の岩石や樹木、池沼や山岳等を」直接拝しておりましたが、やがて時代とともにその多くが社殿造りのものとなり、そして祀られる場所も次第に人里近くへと遷されてまいりました。 熊野大社も歴史を経る中で社殿を有す神社となり、鎮座地もより人里へと遷されて現在のような神域、社殿で下宮内地区に鎮座するようになりました。 皆様方にはここ(石組手前)から磐座を仰ぎ見られ、しばし悠久の昔の熊野大社並びに原初の大神の宮に思いを致されてはいかがでしょう。 尚、毎年5月第四日曜日には、この斎場跡で熊野大社の神職をはじめ地元及び全国各地からの方々により元宮祭が執り行われています。朝、熊野大社へ集合しお祓いをうけて登山します。 詳細は熊野大社へお尋ねください。 社頭掲示板 |