川沿いの草地の中に標が残されている。 |
上の宮 熊野大社「上の宮」跡のご案内 いつの世にも人々から出雲国一之宮として篤い崇敬をあつめている熊野大社は古代、意宇川の源流である熊野山(現在の天狗山)にありましたが、中世より里に下り近世末まで「上の宮」「下の宮」(現在の熊野大社)の二社祭祀の形態をとりました。 ここは「上の宮」跡で、伊邪那美神社・事解男神社・速玉神社・五所神社・八所神社・久米神社等がありました。背後の山は御笠山と言います。ここのそれぞれの神社の具体的建築年代は不詳でありますが、多くは中世、紀伊国の熊野信仰の全国的広がりの中で造営されたものと言われています。 明治時代に至り当地の神社は、政府による神社制度の改正を機に熊野大社へ奉遷合祀されました。 御笠山の頂上付近からは、熊野大社の元宮があった熊野山が拝され、遥拝所が設けられています。 また登山道途中には、洗眼すると眼病に効き、あるいは産婦がこの水を服すと母乳が満ち足りると言う御神水「明見水」が巨岩から滴り落ちています。 登拝される方は十分足元等にご注意下さい。 社頭掲示板 |