多度山は標高403メートルの多度山遠くからでもよく目立つ。その東の登山口にあるのが宇賀神社で正面にシイの巨木群がある。 古くは「天田社」といつたといい、天田はあがたの訛ではないかとされる。 県の神として農耕神を祀り五穀豊熟を祈つた社ではなかつたか。 また、付近に古墳群が散在している。 元々当社は古墳崇拝から起つた可能性が強く、氏族の有力者を祀つていたのを、後に農耕神として宇迦之御魂神を祀るように変化してきたのかも知れない。 いなべ市大安町宇賀の菟上神社も一時期は宇賀神社と呼ばれ、式内社「宇賀神社」に比定する見解もあった。 |
由緒 ◆祭神 宇賀乃御魂神(稲造・食物・商売繁昌の神) 大山津見神(山の神) 火之迦具土神、火之R毘古神、火之夜芸速男神(火の神) 表筒男神、中筒男神、底筒男神(航海舟便の神) 大巳貴命、少彦名命(医薬の神) ◆例祭 十月十一日 ◆由緒 延喜式内社で明治四十三年境内、区内の神々を合祀し奉り、現在の宇賀神社となる。 大正年間、村社より郷社に昇格されたが、遠く仁寿元年(約1200年前)すでに神階正六位に叙せられ、そのあと度々累進されている。 御神徳高く、近郷近在に崇敬者が多く、農事、山と火の安全、舟便、医薬の神として崇められている。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
宇賀神社社記 御由緒 延喜式内社で明治43年、境内・区内の神々を合祀し奉り現在の宇賀神社となる。 大正年間村社より郷社に昇格されたが遠く仁寿元年(約1200年前)既に神階正六位に叙せられ、その後度々累進されている。 御神徳高く近郷近在に崇敬者多く、農事・山と火の安全・船便医薬の神として崇められている。 社頭掲示板 |
宇賀神社 宇賀は假字也○祭神倉稻魂命歟○宇賀村に在す(考証、俚諺) 類社 出雲国出雲郡宇賀神社 社頭掲示板 |