社名は往古この地に居住していた額田部の一族の名に因んだものであろう。 桑名IC西、桑名福祉センター西の山麓に鎮座する。 この地に勢力があった額田部氏の氏神としてその祖先を祀つたものと思われる。 今は有吉台団地の住宅地になつている丘陵地に額田廃寺があつた。 この寺は七世紀後牛、即ち飛鳥時代に額田部氏によって建てられたといわれ、金堂、講堂、塔などの跡が判明し、法隆寺様式だと推定されている。 もとは増田の額田神社の地に鎮座していたが、後に部落が西北約一キロの地点に移住し、新たに額田村をつくり、額田神社をこの宮山に移して祭祀することになつた。 |
由緒 ◆祭神 意冨伊我都命 天津彦根命ノ御孫ニシテ額田部連ノ御祖神デアリ第十九代(允恭天皇:西暦440年)ノ御世ニ御奉斎セラル。延喜式神名帳ニ桑名郡(郷)額田神社也トアル。 明治14年10月28日 郷社ニ列セラレル ◆合殿 天照皇大神 天津彦根命 ◆例祭 十月十六日 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |