多奈閇神社
たなべじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】多奈閇神社 伊勢国 員弁郡鎮座

   【現社名】多奈閇神社
   【住所】三重県いなべ市北勢町田辺 398
       北緯35度11分51秒,東経136度31分22秒
   【祭神】天日鷲命
       (合祀)天照皇大神 誉田別命 菊理姫命 天児屋根命 大山祇命
       宇迦之御魂命 素盞嗚尊 火産霊命 大己貴命

   【例祭】10月10日 例大祭
   【社格】旧村社
   【由緒】由緒不詳
       明治5年村社
       明治8年12月3日三重県達で当社を式内社と決定している

   【関係氏族】田辺氏
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】氏祖
   【祭祀】江戸時代は「神明八幡」と称していた
   【社殿】本殿神明造
       拝殿・社務所・倉庫

   【境内社】

愛知県との境の山なみに近く、山谷幽邃の地と形容するにふさわしい地に鎮座する。
社の前面は開けている。集落の隅の山裾に鎮座している


多奈閇神社

勧請年月は不詳なれども新撰姓氏録に曰く、田辺宿根□□命五世孫天日鷲命 の後なりとありて田辺氏の祖神を祀りしものなり。
延喜式神名帳に多奈閇神社とあり延喜式以前の創立なること明瞭なり。
伊勢式内社神体考に員弁郡十座の内なりと、勢陽俚諺に多奈閇神社天日鷲命を祀り桑名より西七里の田辺村にありと記されている。

社頭掲示板



多奈閇神社

多奈閇は假字也○祭神詳ならず○田辺村に在す、(俚諺)今神明八幡と称す、
北勢古志に、此神社は徴古録、俚諺抄の類の書に、田辺村に在といへるが如し、古谷双紙に、中上村に在と云るは誤也、さて祭神は右の書どもに、天日鷲命也と云るは例の信難し、今思ふに、姓氏録に、崇神天皇の皇子豊城入彦命の四世の孫大荒田別命の後に、田辺史氏あり、又右京諸蕃にも田辺氏ありて、日本紀、続日本紀などに、其氏人ども彼是見えたり、がの額田神社、平群神社などの例によらば、もしくは是も田辺氏人の、爰に住る事などありて、其祖神を祭れるにはあらじか、こは村名の田辺神社の多奈閇につきて、試にせめていふ也と云り、

神社覈録



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