集落の北、小山の頂に鎮座する。叢林が良く目立つ。 石段の綺麗な神社。 御巫清直江神社を式内江神社としたのは誤りであるとした。 江戸期同村の西に江神社上社(山王御霊)・東に下社(大焚天王)がありこれを式内大井神社二座とした。 現在、下社は存しないが、上社は江神社として現存している。 社伝ではこの村に沼があり、その続きの字鈴宮(御庄垣内)に江ノ森がありここに鎮座したという。以後、沼は淺瀬に、江ノ森辺も村の形をなすにいたり、元和7年9月に現在の地に移転したという。旧社地は、現在町の中心にあたる公民館辺りという。 |
江神社 式内社 江神社由来記 鎮座地 亀山市下庄町2604 伊勢國鈴鹿郡昼生付大字下庄字宮の谷 祭神 高お神 他九柱 合祀 例祭日 10月9日宵宮祭 10日大祭 由緒 当社は延長5年の「延喜式」神名帳巻九に登載されていて、一千年以前に下庄宮の谷に鎮座する古社である。 本殿は神明造りて、祭神は雨を司る神様て、祈雨・止雨に特に神徳かあって、古来より農耕の神として五穀豊饒、無病息災を祈願して祭られた。 「江」は中の川の入り組んだ淀みを表わしたことばであろう。社記によれば当地は天名川(今の中の川)が流れ上流は闇淵と称する大沼があって龍神が住んでいたといわれている。 その続きに鈴宮江の森があつた、年ごとの出水で沼は浅瀬となり、やがて平地になって、田畑を耕作する人々が集まり聚落かできたのである。 宝物「江神社棟札」 1613年・慶長18年9月27日「鈴大明神・・・・」と記される棟札は、市内数ある中でも最古のものであり、昭和四十六年亀山市の文化財に指定されている。 1996年(平成8年3月記) 社頭掲示板 |