事忌神社
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   【延喜式神名帳】事忌神社 伊勢国 安芸郡鎮座

   【現社名】事忌神社
   【住所】三重県津市芸濃町事忌神社林990
       北緯34度49分58秒,東経136度25分46秒
   【祭神】建速須佐之男命 (配祀)少名毘古那命 出雲建子命
       (合祀)火具豆知之命 大山祇命 木花咲屋姫命 豊受大明神 菅原道真
       『延喜式神名帳僻案集』『考証』木霊
       『伊勢國誌』忌部氏祖天日鷲命
       『勢陽雑記拾遺』天太玉命
       『古谷草子』『勢陽俚諺』『背書國誌』木俣神
       『神名帳考証再考』一言主命

   【例祭】10月15日 例祭
   【社格】旧村社
   【由緒】中世所伝を全く失なっている
       明治6年3月村社

   【関係氏族】
   【鎮座地】宝暦2年に社域内で遷座

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「八宝天王」と称していた
   【社殿】本殿神明造
       拝殿・神門・瑞垣

   【境内社】

中の川の西岸近く、伊勢自動車道の南に鎮座。
事忌神社はその所伝を全く失なっており、その由緒の一端でもこれを明らかにすること極めて困難である。
江戸時代には全くの不明社となっていた。
当時「八宝天王」と称していた社を、式内社に比定し明治に入って事忌神社と改称した。


事忌神社

当神社は、延喜式内社でコトイミの字義は定かではないが、古太萬(こだま)に由来すると考えられており、木霊(こだま)を祭神とするのではないかとの説も研究者の間では唱えられている。今祭神名を見るに木花咲屋姫命、大山祇命二柱は正に木の精山の精と考えることができよう。里人の口碑によれば、御祭神の殊のほか女子の月事を忌み給うことから女児婦人の祭礼時の参入を許されなかったということで、もしその禁を破った時は必ず怪異を生ずるとして恐れられてきたということである。神社の東南にコトガメの地名がある。これは、事忌めの意で事忌の名もこれによるのではないかという説がある。木霊を祀るにふさわしい地名として「林」が選ばれたなど未解明の点が多い神社ではある。明治40年12月26日、林地内の無格社ことごとくを当社に合祀した。

皇學館大学現代日本社会学部神社検索システム研究会



事忌神社

事忌は古世伊美と訓べし〇祭神詳ならず、(考証云木霞、勢陽俚諺云木俣神)○林村に在す、(考証、俚諺)

社頭掲示板



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