安濃川の北岸で、経ケ峯の東麓にあり、附近には古墳群がある。鎮座地より津市一帯を展望し得る眺望の良いところである。 古くは現在地より2kmほど北西のヒサツ畑に鎮座されていた。 元禄15年(1702)遷宮の際に北野天神を併祭したものという。明治に至って村社となつた。 |
比佐豆知菅原神社 経ヶ峰への登山口付近にある比佐豆知菅原神社には、学問の神として知られる菅原道真公が祀られています。 昔は、ここより2キロほど北西のヒサツ畑に鎮座されていましたが、草生越前守の願いによって現在地に移されました。 道真公が愛でたという梅の花が咲き誇る3月25日には、天神祭が行われます。当日は、巫女さんによる舞いの奉納や詩吟、少年剣士たちによる剣道の奉納試合が行われます。 また、神社へと続く参道に出店がずらりと並び、多くの参拝客でにぎわいます。 観光三重 |
比佐豆知菅原神社 古くは現在地より「乾ノ方ヒサツ畑二鎮座候処、年暦不詳、今ノ社二遷ス」とあり、「元禄15年(1702)遷宮ノ際、北野天神ヲ併祭」したもののようである。天満宮を併せ祀る時、当時の村吏であった草生庄八夫妻によって、菅家文草一部及び天神像一体が奉納されている。雨乞踊唄に「先ず久土の御神は」と言い「また久土の御宮中は」などと唱えており久土と書いてヒサヅチと読ませている。「伊勢式内社検録」には「安濃郡比佐豆知神社ハ津ヨリ西ヘ三里半草生村天神トイフ処ニアリ。比佐豆知天神、大自在天神同殿ニ祀ル」と記されている。古老の語るところでは、昔の今の社地よりおよそ二〇町へだたるヒサツ畑という所に鎮座されていたが、草生越前守の願望によって、鳴瀧広垣内の現在地にお遷し申したものということである。 皇學館大学現代日本社会学部神社検索システム研究会 |