久々都比売神社
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   【延喜式神名帳】久々都比売神社 伊勢国 度会郡鎮座

   【現社名】久々都比売神社
   【住所】三重県度会郡度会町上久具字久具都裏211
       北緯34度25分57秒,東経136度36分45秒
   【祭神】久々都比女命・久々都比古命
       『神名秘書』大水上神御子
       『神宮典略』『摂末古今次第』『神宮大綱』久ゝ都比古命・久ゝ都比女命
       『神宮別宮以下摂末社由緒取調書』久求都比売命・久求都比古命

       『皇大神宮儀式帳』に「称大水上神御子、久々都比女命、又久々都比古命。形石坐。」

   【例祭】10月 19日神嘗祭
   【社格】
   【由緒】倭姫内親王定祝
       中世廃絶
       寛文3年(1663)再興

   【関係氏族】
   【鎮座地】この地が当初鎮座の地であろう

   【祭祀対象】久具の地を潅漑する水の神
   【祭祀】中世廃絶
   【社殿】正殿/神明造板葺南面
       玉垣御門/猿頭門扉付・玉垣/連子板打・鳥居/神明造

   【境内社】

内宮の摂社27社のうち、第21位である。
内宮の儀式帳には久具社とみえている。
久具の地の守り神として、 久々都比女命、 久々都比古命二柱をお祭りしている。 大水上命の御子神であるといわれているから、 久具の地を潅漑する水の神、 五穀の神として信仰されたものと思われる。
倭姫命が皇大神を奉載して滝原宮より山越えに一之瀬の谷、 和比野へお出ましになり、 小川谷を経てこの地へ出られたとき、 久々都比古命がお迎えし、 この地は 「久求小野」 なる由、 お答え申し上げたことが倭姫命世記にみえている。
中世、 社殿頽廃したが、 寛文3年再興した。
なお、 古くは正殿は三宇あったが再興時に一つになった。
社地は宮川の南岸に面し、西側を久具都比売橋がある。この橋は平成6年に架けられたものでそれまでは三重県唯一の渡し船で渡っていた。
社殿より宮川へすこし下ると池がある倭姫命がお化粧直しをしたといわれている。




社殿の裏手、宮川に接して大きな岩がいくつもある。村の古老(上久具渡しの船頭・平成元年にて七年目)の話では、その中でもひとつ、大きく立つてゐる岩を「オヒメイワ」と呼んでゐる。そしてその岩の下には湧水があり、何かある時には井戸としてここより水を汲んださうである。又、岩と社殿の間に小さな池があり、ここでクグツヒメが行水したのであらうといふ事を話してゐた。

式内社調査報告




久具都比賣神社

久具都比賣神社(くぐつひめじんじゃ) 皇大神宮摂社
久具都比女命(くぐつひめのみこと)
久具都比古命(くぐつひこのみこと)
御前神(みまえのかみ)
祭神はこの土地の守り神として、水の神・五穀の神三座、久具都比女命と久具都比古命と御前神。社地の北側と西側は宮川の清流にのぞみ、往古には渡し場があり、そこを経て参拝がされた。享保甲辰(1724)に紀州藩が建てた禁殺生石がある。

神宮会館



久具都比売神社のクス

伊勢自動車道・玉城ICから県道65号線で度会町に入り、県道38号線と交差する棚橋交差点で 右折して1kmほど行くと、左に折れる形で宮川に架かる長い「久具都比売橋」がある。その橋を 渡っていると、左手にお目当ての神社のものらしき樹冠が見えてくる。「久具都比売(くぐつひめ)神社」は 倭姫命が「久求社」を定めたとされる伊勢神宮の摂社であるが、それ以前からこの久具の地の守り神 として久々都比売命と久々都比古命のヒメ・ヒコ2柱が祭られた神社のようだ。今は神宮摂社お決ま りのスタイルで鳥居と社殿があるだけのシンプルなものである。しかし、社殿右手後方の森に潜む大 クスは個性的で素晴らしい樹容をしている。森に入って写真を撮っていると、もう一回り大きな樹を 感じさせてくれ、惹きつけるような存在感もあり見ごたえのある樹だ。樹齢は不詳だが、樹高25 m、目通り幹周り7.1mと記されている。尚、この神社には幹周3m以上の樹は他に3本現存して いる。

http://homepage2.nifty.com/Hiro-Akashi/htm-mie's4/kugutuhimekusu.htm



久々都比売神社

久々都比売は假字也〇祭神久々都比売命、久々都比古命、〇城田郷久具村(宮川南岸上)に在す、(神名略記)〇式四、(伊勢大神宮)大神宮所摂廿四座の第十七に載す、〇倭姫世記云、從其処幸行爾、久求都彦参相支、汝國名何問給支、白久、久求小野白支、倭姫命詔久、御宮処乎、久求小野止號給弖、其処爾久求社定賜、」儀式帳云、久具社、称大水上神御子久々都比女命、又久々都比古、形石坐、倭姫内親王定祝、

神社覈録



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