式内社 伊勢国度会郡 湯田神社 式内社 伊勢国度会郡 雷電神社の比定社である。 内宮の摂社27社のうち第9位である。 竹林の南にこんもりとした森があり、その中に鎮座する。 祭神はこの土地の農耕守護の神と御前神の二座。地名の湯田は斎田(ゆた)という意味で、大神宮の御齋田あるいは御神田の土地を指したものである。 この湯田郷は、 隣の城田郷と同じく、 大神宮奉仕の荒木田氏によって開墾された土地である。 荒木田氏が皇大神宮の神主であった関係上この地方の神社は、 いずれも皇大神宮の管轄に属し、 その摂社末社になっている。 祭神は、 大歳御祖命 (おおとしみおやのみこと)と鳴震雷神で、 湯田野の農耕守護の大神を奉祭したものである。 儀式帳によると、 雄略天皇の頃の創立といわれている。 中世末期以降は神宮との関係は稀薄になり、土地の産土神として奉祀されていた。寛文3年 (1663) に大宮司大中臣精長がこの産土神の敷地内に「湯田神社」を再興し、二社併立して奉祀され明治に及んだ。産土神の方は明治23年、隣接する「八柱神社」に合祀された。 |
湯田神社 湯田神社(ゆたじんじゃ) 皇大神宮摂社 大歳御祖命(おおとしのみおやのみこと) 御前神(みまえのかみ) 祭神はこの土地の農耕守護の神、大歳御祖命(おおとしのみおやのみこと)と御前神(みまえのかみ)の二座。地名の湯田は斎田(ゆた)という意味で、皇大神宮神主の荒木田氏によって開墾された土地である。 神宮会館 |
湯田神社 湯田は由多と訓べし、和名鈔、(郷名部)湯田、(假字上の如し)○祭神鳴震電(又云、大歳御祖命、)○湯田郷湯田村に在す、(神名略記)〇式四、(伊勢大神宮)大神宮所摂廿四座の第六に載す、○儀式帳云、称鳴震電、又大歳御祖命、形無、大長谷天皇御宇定祝、 神社覈録 |