余川町方山はかって小山田邑と称し小山田神社があった。小山田神社に祀られていた「聖観音菩薩座像」(平安後期作と推定)が味真野神社に安置されている。 現在の余川町は、「片山」と「向余川」、「境谷」の3か村が合わさり「余川町」となった。「方山」は『武生市史資料編小字名一覧付図』によりますと、「片山」と記されている。 |
元小山田神社 元小山田神社は、ここから少し上がった余川町字堂ノ下にあった。 当地は、平安時代の延長5(927)年の延喜式神名帳に記載された越前国今立郡14座の一社で味真野地区では唯一の式内社。 祭神は勝手明神。山の神、■の神にゆかりのある■■・吉野山の勝手明神を勧請した神社で、勝運、農耕、芸能の神として崇敬された。 古代から当地と大和との交流がうかがえる。 明治41年に味真野神社に合祀され越前市指定文化財の木造聖観音菩薩坐像はこの神社の本地仏であった。 余川町 社頭掲示板 |