立岩神社
たていわじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】山方比古神社 阿波国 勝浦郡鎮座
          (本社)山方比古神社

   【現社名】立岩神社
   【住所】徳島県徳島市多家良町立石
       北緯33度59分11秒、東経134度31分43秒
   【祭神】天津麻羅
   【例祭】10月17日 例祭
   【社格】
   【由緒】由緒不詳

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の有無不詳

   【祭祀対象】本来は巨岩を祀る
   【祭祀】
   【社殿】本殿
       

   【境内社】
   【境内図】 境内図

直径10m、高さ10m以上の巨岩が地中から突出した形になつている岩陰に、小さな祠の形で鎮座している。
古老の言では、はるかな昔、某氏が金山神を分祀したとの伝があるといい、境内地も個人の所有地であるという。


立岩神社

立岩神社(たていわじんじゃ)
当社は日本一の巨大陽石を御神体とする神社である。
陽石は高さ7m、巾4mの巨岩で、基部正面に左右二個の大玉石を配し、素朴にも男性を象徴しているが通俗的信仰はなく、祭神は天津麻羅といわれている。
御神体の正面はたたら跡(金山神社)を向いており、古代金属器の製作に名工鍛冶・天津麻羅がかかわったことを暗示している。
古事記によると、八咫の鏡は「・・・天の金山の鉄を取りて、鍛人天津麻羅を求ぎて伊斯許理度売命に科せて鏡を作らしめ・・・」とあり、この地で八咫の鏡を製作されたものと推定されている。
八咫は、当地に隣接する八多町に由来し、我が国冶金技術発祥の地であるといわれているが、以来、阿波では天津麻羅を鍛冶の神として崇め、後に天目一神として尊崇されるようになったっものである。
また、名西郡神山町鬼籠野字元山(ここから直線距離で13Km西方)には、高さ20m、巾20mの女性を象徴する巨岩・立岩神社が鎮座する。

社頭掲示板



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