街中の平地の小社。 ヤツキがヤツルギと転訛し、夜都留伎の神となったとするもの。 境内に「式内社八劔神社」の社標があるが、昭和17年に建てたものであるが、夜都伎神社とは記していない。 当社は長滝町日の谷に鎮座する龍王神社の水雷神を勧請したもので、当社が式内・夜都伎神社の論社とされるのも、日の谷の龍王神社が式内・夜都伎神社の上社的存在とされることからであろう。 神宮寺は境内の西側にあつて観寿院と称していた。 |
八剱神社 神代のむかし素盞男命が八岐の大蛇を退治されたとき、大蛇が身を変え天へ昇りて水雷神となって神剣に扈従して布留川上日の谷に天降り臨幸して鎮坐す。 貞観年中に八剣神としまつられた、もと村社で五穀豊穰神霊退散招神の守護神として尊れている。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
八剣神社 神代のむかし素盞男尊八岐大蛇を退治したまいき 大蛇は身を変え 天に昇り神剱となって布留川の上流八箇岩に天降りしを水雷神とがめ貞観年間にこの地に氏神として斎られた。 もと村社で五穀豊穣 邪霊退散 招福の守護神として尊信されている。 社頭掲示板 |
八剣神社 夜都留伎ノ神ハ八岐大蛇ノ変身ニテ神躰ハ八ノ比礼小刀子ナリ 仍テ八剣ノ神ト申ス 神代ノ昔出雲ノ簸谷ノ八岐大蛇ハ一身ニテ八岐アリ尊(素盞鳴尊)剣ヲ抜テ八段ニ切断シ給シカ八ツ身ニ八ツ頭カ取付八ツノ小蛇トナリテ天へ昇リテ水雷神ト化爲テ聚雲ノ神剣ニ雇從シテ當國布留河上ノ日ノ谷(属都祁郷)ニ臨幸アリテ鎭座ス(八龍王八箇石是也)貞観年中ニ吉田蓮カ族都祁ノ村公庸敬ガ神殿ヲ造リテ神格ヲナシテ八剣神十申ス 今ノ田井之庄村ノ八頭神殿是也 石上振神宮略抄 |