天香山の頂上には国常立命神社が高おかみ神社と並び鎮座している。向かって左が国常立命神社である。 『和州五郡神社神名帳大略注解』は、在神郷香山村山頂 但東向として当社を比定。 『大和志料』も「今山頂ニ一小祠ノ存スルハ此レ當社ノ名残ナルベシ」としている。 江戸時代には“天香山竜王社”といわれていたことが寛政10年(1798)の銘を有する石灯によつて知られ、この社は雨祈の爲の社であつたと考えられる。 或は天香山神社の奥宮であつたのではないかとも考えられるが、これを証する史料は存在しない。 |
国常立命神社 「祭神は国常立命(天地開闢とともに現れた神で国土形成の神) 俗に天の竜王と称され、境内社として高?神(タカオカミ、竜王神)を祀る。右側神殿の前に壺が埋められており、古来旱天の時この神に雨乞いして壺の水を替えたが、まだ降雨のない節は、この社の灯明の火で松明をつくり、村中を火降りして歩いたという。 末社に伊弉諾神社(祭神イザナギ命)、伊弉冊神社(祭神イザナミ命)があり、天香久山の東山麓に鎮座する 社頭掲示板 |