山口神社
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   【延喜式神名帳】石村山口神社(大 月次/新嘗)大和国 十市郡鎮座

   【現社名】山口神社
   【住所】奈良県桜井市大字高田
       北緯34度29分39秒,東経135度50分52秒
   【祭神】大山祇神
       『和州五郡神社神名帳大略注解』水分御子守神

   【例祭】12月1日
   【社格】各山口神とともに馬一疋を加えられた他祈雨神祭にも預かつた
       大和の六の山口の神として崇敬が厚い

   【由緒】天平2年(730)石村山ロ神戸『大倭国大税帳』
       大同元年(806)石村神二戸『新抄格勅符抄』
       貞観元年(859)正五位下『三代実録』
       その後の沿革は不明

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿なし
       拝殿

   【境内社】金比羅

高い丘陵上に石を積んだ上に碑のみのこる、鳥居はあっても社殿はない。
境内の西面寄りに、径3m・高さ65cmの小さな円丘があり、上部はコブシ大の石で覆われ、前に神座石と花立のほか3基の石燈篭がある。
多武峯山塊の入口に位置していのであり、山口神社としてふさわしいところと考えられている。
当社は明治以降現在に至るまで神社としては取扱われておらず、無登録である。
例祭「亥の子のあばれ祭り」は高名である。


亥の子のあばれ祭り

山口神社のお祭りに、「亥の子のあばれ祭り」という、全国にも珍しい、民俗行事があります。大和民族博物館には、高田区役員の制作になる、祭事の農具等が展示されています。幾度もNHKや民間放送により、祭りの様子が放映されています。
 この祭りについて、民俗学者は野の神に一年間の農作物の豊穣を感謝し、山の神に山の仕事の安全を祈願する田神の祭りとか、童子があばれる亥の子の祭りは、五陽五行による龍神(水の神)の祭りであるとか諸説があります。
 祭りは当家が、七月と九月に大和上市に鎮座する大名寺神社に参拝して、みそぎをします。当地方と紀ノ川、吉野地方とは深い関係があったのでしょうか、神撰物については、村文書 西川武男氏記述の「亥の子祭り規定」があり、有志編集の「亥の子あばれ祭」にはいのこの記録や写真集があります。 亥の子あばれ祭は毎年12月の第一日曜日に行われます。

http://www.ne.jp/asahi/from/takata/past/takata/content.html




亥の子あばれ祭

内容:この祭りは桜井市高田の山口神社の山の神の祭り。以前は当屋の家で行われていたが現在は集会所で行われる。集会所の前に青竹で2メートル四方のお仮屋が建てられ、その上に山口神社のご分霊を祭る屋形が置かれる。お仮屋の周りに木で作った小さい馬鍬、唐すき、かま、のこぎり、つち、まさかり、包丁などの農機具がつるされ、さい銭も紙包みにしてつるされる。祭りの日の3時頃、高田の小学生以下の子供らが集会所の前に集まり、お仮屋につるされた小さい農機具やさい銭を取り、お仮屋を壊してしまう。次に子供らは集会所に入り用意された供御(おぜん)の前に座る。円錐形の赤飯を逆さまにしてネムの木はしでささえる。大当屋の合図で汁を入れた椀を投げつけ、供御や手桶をひっくり返し、踏みつけたりして騒ぐ。夕方6時から、集会所の神棚のお灯明にぬれ藁を投げつける。

http://www1.kcn.ne.jp/~ku-tsu/matsuri5/inoko.html



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