飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社
あすかかわかみにますうすたきひめのみことじんじゃ 所在地ボタン 社名ボタン















   【延喜式神名帳】飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社 大和国 高市郡鎮座

   【現社名】飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社
   【住所】奈良県高市郡明日香村稲渕698
       北緯34度27分0秒,東経135度49分43秒
   【祭神】宇須多伎比売命
       『五郡神社記』白瀧姫(=下照姫命)
       『古史傳』『日本書紀傳』『祝詞講義』宗像神

   【例祭】10月10日 例祭
   【社格】旧県社
   【由緒】貞観16年(874)6月28日太政官符にあり『類聚三代格』
       天文22年(1553)の銘文には宇佐八幡宮とある

   【関係氏族】
   【鎮座地】『大和志』『神祇志』『神社覈録』『特選神名牒』の諸書は、
        何れも稻淵村に在りとして、古来より異動がないらしい。

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は「宇佐八幡宮」と称す
   【社殿】本殿なし。御神体は拝殿奥の神山
       拝殿・参集所・神饌所・社務所・神霊奉遷所

   【境内社】八幡神社・神功皇后社・仁徳天皇社・武内社・明治天皇社

「日本一長い名前の神社」とされている。
飛鳥川の上流北岸の丘陵中腹に鎮座する。東方より西方に突出した尾根の中腹にある。
本殿なく、神鏡を安置した拝殿のみで、その東方は神山(南淵山)である。いわゆる古代の山岳信仰の祭祀形態を残すものであろう。
この社は皇極天皇が雨乞をした南淵の河上の地とし、古来より鎮座地の異動はないらしい。
元来は一座であつたが、何時頃よりか本社三座となつて、中央に宇須多伎比売命を奉じ、右に神功皇后、左に応神天皇を配祀している。 平安時代以降、衰微しており、近年までは宇佐八幡宮と呼ばれていた。
1月11日の綱掛祭はカンジョ祭りであり、男綱をこの神社の川下に、女綱を加夜奈留美命神社の川下に掛ける。



飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社

祭神は本来一座であったが三座となり、中央に宇須多伎比売命、右に神宮皇后、左に応神天皇を配祀している。主神は宗像神で、天照大神と素戔嗚命との誓約の間に生まれた神として事代主命や賀夜奈流命の母神である。当社の御神体は拝殿奥の神山で、原始的庶民信仰の祭祀形態を示すものである。平安時代になると衰微して遂に維持に困った模様は『類聚三代格』貞観16年(874)6月28日の太政官符に見えるところである。天文22年(1553)の銘文以来は宇佐八幡宮とあるから永年祭祀のことが継続されたことがわかる。
宮座は10月16日に行われる。

奈良県史



飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社

飛烏は前に同じ、川上は加波加美と訓べし、字須多伎比売は假字也、○祭神明か也○稻淵村に在す、今、宇佐宮と称す(大和志)
前件四社は飛鳥坐神の裔神也、事は飛島坐社の下見合すべし、

社頭掲示板



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