山中の小社。集落の人家がつきたところのカーブに右手山へ入る山道がある。『神社明細帳』に御神体は三寸五分の鉄石という。 『大同類聚方』(大同3年(808年)5月3日に完成したとされる)に当社に伝えられる藥方が記載されており当社がここに鎭座されたのは相当に古い時代であつたことが窺える。 『大同類聚方』に、神祇官西院所伝の薬方「宇多之味坂薬」とあり、「宇多之味坂薬」は咳甚々出る或は蟲を吐く者に用いる薬だといい、五種類の薬草とその調合割合が記されている。 |
味坂比売命神社 味坂は宇麻左加と訓べし、』比売は假字也、○祭神明か也○荷坂村に在す、(大和志、伺名所図会)、 神社覈録 |