高見山の山頂に鎮座。 景行天皇の時代に瀬織津姫命と天照皇大神が高木山に勧請され、その後春日大明神・八幡大神・蔵王権現を合わせて祀り、高木五社と称されるようになった。 高角神社が鎮座する高見山は、円錐状の綺麗な神奈備山で古くは、高角山あるいは高水(たかすみ)山と呼ばれ、山と水の信仰を集めていた。また、大化の改新で暗殺された蘇我入鹿の首級が飛来したとの伝承もある。 「式内社調査報告」はこの地が「宇陀郡内であつたとは考ヘられない。又高見山の旧名が高角山であつたのが何によつてゐるのかは明らかにすることが出來ない。恐らく誤説によるものと考へられる。」としている。 |
由緒 海抜1、249mの高見山の山頂にあり、武内社である。 祭神の高見明神は、伝説によれば、蘇我入鹿を祭ると伝えるが、八咫烏の化身、建角身命である。 古代から高見山は、神聖なる山として崇拝され、吉野の清流を生む霊地として、崇拝されてきた山である。 旧7月15日、当地方では、小さな鳥居を造り、「高見登山」をする風習があった。 又、この神社に参詣すると、首から上の病気が治ると信仰されている。 全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年 |
高角神社二座 鍬靭 高角は多可都農と訓べし〇祭神詳ならず○一座は小川荘平野村高見山嶺、一座は同山足に在す、共に今水分社と称す、今吉野郡に属す、高見旧名高角繭(大和志) ○総國風土記残欠云、高角神社、圭田二十五束、所祭埴山彦也、天武2年、奉圭田行神事 神社覈録 |