門僕神社
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   【延喜式神名帳】門僕神社 鍬靫 大和国 宇陀郡鎮座

   【現社名】門僕神社
   【住所】奈良県宇陀郡曽爾村今井733
       北緯34度30分47秒,東経136度7分35秒
   【祭神】天児屋根命
       『大和志料』所祭火蘭芹命(隼人の祖)
       現祭神七柱の神は恐らく後世のものであろう

   【例祭】10月10日 秋季例大祭
   【社格】村社 
   【由緒】天文3年(1534)11月28日社殿造営
       延宝7年(1679)4月に大造営するも8月に洪水で壊滅
       洪水後、社殿の位置を変え社地の北端高処に造営

   【関係氏族】門部 
   【鎮座地】所在地の移転の記録はない

   【祭祀対象】 
   【祭祀】社名の変遷も無いと思われる
   【社殿】本殿神明造桧皮葺
       神門・拝殿・手水舎・社務所

   【境内社】右八幡神社・左四社明神社

青蓮寺川畔に鎭座。鎭座地の背後、東北西に鐙岩(893m)・兜岩(926m)・屏風岩が聾え立つている景勝地で、前には青蓮寺川(曽爾川)が北東へ流下している。
かつての曾爾川は今のように川幅は宏くなく狭く、社地の前で急に大きく湾曲していたという。
『大和志料』は宮中警固の役に任ぜられていた隼人の祖神を祭る神社としている。
この門部は兵部省に属して、践柞大嘗祭の時に大和国は八人の門部を送つている。
現祭神七柱の神は恐らく後世のものであろう。
当屋記録が各大字に保存されているが、長野区有の宮座当屋文書は天正11年(1583)から今日まで続いている。
西参道朱塗鳥居前に樹高約25mの御葉付イチョウがあり、昭和32年6月13日県天然記念物・植物に指定されている。
イチョウは、種子植物で、葉の下に種子を付けるが、シダ類の様に稀に葉の上に種子を付けるものを「御葉付イチョウ」と呼び、植物進化を知る上で学術上貴重な資料である。
神宮寺は現社務所のある所がその遣跡で、龍峰山春日寺と称されたが、明治維新における神仏分離により廃寺となつた。


門僕神社

当社は、宇陀郡曾爾村大字今井の曾爾川の西岸に鎮座しており、主神は天津児屋根命をお祀りしている。
延喜式内社にして神明帳に宇陀郡17座のうちに記載された古社であります。例祭10月10日午前8時より執行され神饌として、柿と餅を串に挿し頭上に鷄頭の花を挿して着飾った乙女の形と犬の舌の形を模した餅等が供えられています、亦獅子舞(県指定無形文化財)が奉納される。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年




門僕神社

鎮座地 奈良県牟陀那曽彌村大字今井字見山
御祭神 天津児屋根命 武甕槌命 経津主命
    比売大神祖命 天力男命・天宇受売命
由緒 旧指定村社にして人皇六一代醍醐天皇の御宇延喜式神名帳には大和国宇陀那十七座の内、第三番目門僕神社鍬靱を奉納すとあり今にその先金■■を伝承する古社にして、昔より曽爾村八ケ大字の産土神として崇敬厚き御社なり。
境内社 四社明社・大国主命・大田命・市杵島比売命
八幡宮 応神天皇
例祭 体育の日の前日執行
当日、当屋より御神として八ヶ大字より頭甲(里芋の茎を束ね、柿と餅を竹串に挿し頭に鶏頭の花を挿す)に犬の舌と称する餅を供す。
獅子舞(県指定無形文化財)の奉納
長野・今井・伊賀見三大字奉舞会により行う
曽爾の獅子舞は、天正11年以降の当屋文章の享保3年(1718年)条に「御神楽獅子舞当年乃初五穀成代村安全のため(中略)於神前舞申候」とあり、俗説として「長野が伊勢で獅子を習ってきて他に伝えた」という言い伝えがあり、種目名にも習つてきた村の地名がそのままつけられた「中村の舞」があることなどから、ほぼこの頃より、伊勢の大神楽を導入し、地元の人々の手で始められたことが明らかになりました。「神前の舞」「悪魔払」「参神楽」「獅子踊り」「接ぎ獅子」など一連の獅子舞は三大字(長野・今井・伊賀見)の青年の手で、第二次世界大戦といえども絶えることなく今日まで連綿として継承されてきました。その種類の豊富さと芸能の質の高さが評価され昭和54年3月23日「奈良県無形民族文化財」に指定されました。
曽爾村教育委員会

社頭掲示板



例祭

例祭の神饌として八ケ大字から、樋伏の器に百個づつの餅と柿を竹串にさして交互に組合せて盛り上げ、さらにその上に赤鶏頭の花と葉をさして人形を作る。これを「すこ(頭甲)」と称している。そのほかに「牛の舌」・「犬の舌」と呼ばれる大判形の平らな餅を三宝にのせて当屋から運ばれて神前に納供される。これは、昔、村の平和と豊作を祈り、白羽の矢が立つた家から娘を人身御供とするいけにえの行事が行なわれていたが、いつの時代にか人の代りとして「すこ」を御供えするようになつたのだと伝えられ、例祭日に各大字の当屋が「すこ」を捧げ持つて、副当屋が扇をかざし、「ヤート・ヤート」と唱えながら、神社に繰り込み神前に「すこ」を供えてから祭典が執行される。
又、今井、長野、伊賀見の三ケ大字では大神樂行事として獅子舞が挙行されるが、これは昭和54年3月、奈良県無形文化財の指定をうけた。

式内社調査報告



曽爾の獅子舞

曽爾の獅子舞は、天正11年以降の当屋文章の享保3年(1718)条に「御神楽獅子舞当年乃初五穀成代村安全のため(中略)於神前舞申候」とあり、俗説として「長野が伊勢で獅子を習ってきて他に伝えた」という言い伝えがあり、種目名にも習ってきた村の地名がそのままつけられた「中村の舞」があることなどから、ほぼこの頃より、伊勢の大神楽を導入し、地元の人々の手で始められたことが明らかになりました。
「神前の舞」「悪魔払」「参神楽」「獅子舞踊り」「接獅子」など一連の獅子舞は三大字(長野・今井・伊賀見)の青年の手で、第二次世界大戦といえども絶えることなく今日まで連綿として継承されてきました。その種類の豊富さと芸能の質の高さが評価され昭和54年3月23日「奈良県無形民族文化財」に指定されました。
曽爾村教育委員会

社頭掲示板



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