天川村和田と栃尾のほほ境界に近い和田領北端の県道すぐ下、南流してきた天ノ川が西に湾曲する接点に南面して鎮座する。 神域の眞下に天ノ川の清流を控え、すぐ下手には濃紺の水をたたえた明神淵が淀む。対岸には東南の雄大急峻な天和山と西に続く瀧山の連蜂が天ノ川の峡谷に迫つている。川を背にした小社。道路と川に挟まれて社地は狭い。 当社の西約300mの地にある真宗永豊寺には、元この神社の本地仏であつたという八幡大菩薩(後醍醐天皇の親作)を安置している。 天川の対岸に太刀見岩があり、神社から約300m離れた山腹に約4m四方の高座石があり、昔はここに社があつたともいわれる。 |
伊波多神社 伊波多は假字也○祭神詳ならず○天川荘和田村に在す、今立和宮と称す、(大和志、同名所図会)、 類社 山城國久世郡石田神社の下見合すべし 神社覈録 |