北山町字東谷から千早峠と久留野峠との中間に位置する弁天山と通称される山の中腹、標高約800mの高所、いわば山腹の断崖上に位置する格好で、木立越しの見晴しは極めてよい。 古くから市杵島姫を祀るとの伝あり。もとは草谷寺の奥の宮として祀られたとの説あり。あるいは神宮寺であつたか。 江戸初期にはすでに岸野弁財天と呼ばれた。 本来の祭神に関する所伝は早く失われ、その性格は不詳としか言いようがない。 |
高天岸野神社 高天は多加麻、」岸野は岐之能と訓ベし、○祭神詳ならず○北山村に在す、今岸野弁財天と称す、(大和志、同名所図会) 神社覈録 |