大倉姫神社(古瀬)
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   【延喜式神名帳】大倉姫神社 大和国 葛上郡鎮座
   【延喜式神名帳】許世都比古命神社 大和国 高市郡鎮座

   【現社名】大倉姫神社
   【住所】奈良県御所市古瀬377
       北緯34度25分23秒,東経135度45分5秒
   【祭神】大倉比売命
   【例祭】9月十五夜 例祭
   【社格】六国史に記載なし
   【由緒】由緒不詳
       「延喜式神名帳」に大倉比売神社、一は雲櫛社と名くとある

   【関係氏族】
   【鎮座地】この地に古くからあったか

   【祭祀対象】
   【祭祀】江戸時代は巨勢山口神社の若宮で「小官さん」と称す
   【社殿】小祠
       

   【境内社】

近世は巨勢山口神社の若宮で「小官さん」と称す。中学校の裏、線路に沿った境内の小祠。
本社は俗に宇久比須宮と称するが、それはクモグシがウグイスと転訛したのだといい、本社が雲櫛社であり、延喜式の大倉比売神社であるといわれる。
伝承に依ると、この古瀬の大倉比売神社が戸毛に流れたという。
『葛村史』『大和志』『大和志料』は当社とする。
『御所市史』(「式内社考」志賀剛博士説)には、当社を許世都比古命神社に比定している。
江戸時代は巨勢山口神社(御所市)の若宮だった。


大倉姫神社

祭神:大倉比売命 本殿:春日造、方二尺五寸。流板葺の小祠であるが、由緒ある神社と思われる。
『延喜式神名帳』に大倉比売神社。一は雲櫛社と名くとある。
本社は俗に宇久比須宮と称するが、それはクモグシがウグイスと転訛したのだといい、本社が雲櫛社であり、延喜式の大倉比売神社であるといわれる。
大倉比売は大巳貴神の御子下照姫の別名で『旧事記』その他に下照比売を葛上郡雲櫛社に祀るとしている。

御所市史



大倉姫神社

古激の曽我川西岸に鎮座する小祠とし、明治3年一応この神社を式社と治定した。しかし、志賀剛氏は「式内社の研究」でこの神社は、許世津比古神社にあてるべく、当式内社は戸毛宮にあてるべきだといっている。
両社とも同社名で、祭神も同じ大倉姫命としている。伝承では、古瀬の大倉比売神社が戸毛に流れてきたとの説もあるが、何れにしても断定し難い。例祭8月25日。

奈良県史



大倉比売神社 一名雲櫛社

大倉は於保久良と訓べし、比売は假字也、〇祭神明か也○巨勢河合村に在す、今宇久比須宮と称す、(大和志、同名所図会)○旧事紀、(地神本紀)大己貴命、先娶坐宗橡奥都島神田心姫命、生児下照姫命、(坐倭國葛上郡雲櫛社)古事記(神代段)阿遅鋤高日子根神、妹高比売命、亦名下光比売命、
連胤按るに、大倉比売とあるも、下照姫の別名なるべし、然れどいまだ其証は得ず、さはいへ次に高彦根命神社あれぱ、由縁ふかく聞ゆ、分注一名雲櫛社の五字は、兼永卿本、古印本等の無き方に從ふべし、

神社覈録





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