標高322mの唐笠山中腹に鎮座する。唐笠山は三輪山に似た神体山である。 本殿がなく、拝殿背後の板囲いの中にカシとツツジの木を神体として祀っている。元はサルスベリの木であった。自然神を崇拝する原始信仰を現代に伝えている。 山中深く入る。集落より離れている。山道の参道に砂が撒かれ手入れがよい、大変なことである。 山頂の磐境の龕には長谷寺式十一面観世音石仏を安置している。 |
大穴持神社 大穴持は於保奈母知と訓べし○祭神大貴己命○朝町村に在す、三輪明神と称す、霊時唯有拝殿華表而不設宮屋、以存故実也、(大和志、同名所図会) 類社 当國吉野郡大穴持神社の下見合すべし 神社覈録 |