椹原(フキハラ)集落の突き当たりの奧に鎮座。山間の小社。集落内の場所はわかりにくい。景色が良い神社である。 延喜式神名帳に小社として所載のほかは由緒は不詳である。 |
御櫛神社 御櫛神社は椹原大字の氏神で「延喜式」神名帳に記載されている式内社。現在の祭神は天児屋根命であるが、古記録には豊玉比C、玉櫛姫等の地域色の強い神の名がみえ、中世に祭神が変わって春日神社となっていたとみられる。 立地場所から村の後方の谷沿いに、農業用水を守る神として祀られたと考えられる。入り口の門屋を入ると広庭につながり右に絵馬殿、正面に割拝殿があり、その奥に本殿が鎮座する。 宝物には、慶長4年(1599)の文書箱や寛文8年銘の湯釜がある。土製の狛犬(寛政5年(1793))は平群町では珍しいものである。 石造物では宝暦13年(1763)の手水石や宝永7年(1710)の石灯籠等が奉納されている。 山間地の古社として、立地や祭神の変化がその歴史を忍ばせている。 社頭掲示板 |
御櫛神社 椹原大字の氏神で、「延喜式」神名帳に記載されている式内社。現在の祭神は天児屋根命であるが、古記録には豊玉比刀A玉櫛姫等の地域色の強い神の名がみえ、中世に主祭神が変わって春日神社となっていたとみられる。 立地場所から村の後方の谷沿いに、農業用水を守る神として祀られたと考えられる。 入口の門屋を入ると広庭につながり、右に絵馬殿、正面に割拝殿があり、その奥に本殿が鎮座する。 土製の狛犬は平群町では珍しいものである。 平群町観光HP |
御櫛神社 御櫛は美久志と訓べし○祭神詳ならず〇平群谷椹原村に在す、(大和志、同名所図会) 神社覈録 |